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MAIL MAGAGINE Vol.14 2018.9.1

いつも当農園をご贔屓いただきましてありがとうございます
このメールは、隅田農園をご利用いただいたお得意様へお送りしています
 
 
 

NEWS PICK UP

 
 
 

残暑お見舞い申し上げます

みなさん、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
立秋もすぎて少しばかりは朝晩涼しくなった日もありました・・

一か月が経つのは本当に早いです。
今年は「暑いですね」がいつものあいさつでした。
まだまだこのメルマガを書いている8月末も夜も気温が下がらず 体がしんどいですね。
京都は蒸し蒸し暑くて東南アジアのようです。

すだ農園の夏は草との戦い、
そして極限まで辛抱させながらの苗木たちへの水やり
そして苗木農家ではありますが、夏場の収入確保のため
ブルーベリーだけ、果実を出荷するために150本ほど10年前から栽培しています。
(ごめんなさい、ブルーベリーの苗は作っていないのです)
毎日毎日の収穫と直売所への出荷に明け暮れておりました。
今年は早めで、そろそろ収穫が終わりそうです。

さて、苗木たちもなんとか耐えて耐えて
葉を黄色くしながらもこの暑さに耐え忍んでいるというかんじです。

今年はレモンがよく結実しています。
柿もよく結実していますけれど、、生理落下も非常に多いです。
写真は 筆柿の生理落下の様子です。
この時期柿はたくさんつけた実の中で
早くも色づく果実、そして落ちる果実がでてきています。
大量に株もとにせっかく実った実を落としています。

私が落としたのではありません。

病気?これは大変と思われるかもしれません。
これは「生理落下」といいます。
たくさんの実をつけすぎてこれ以上は自分のエネルギーでは育てられないと
自分で判断して、木自身が、実を早く成熟させたり、落下さたりします。
自分のエネルギー量をわかっているようです。
たくさんの実をならせてしまうと樹自身がもたなくて
枯れてしまう場合もあります。
自分で判断して落とす力がある木は健康なのです。

偉いですねえ・・私も見習わねばと思います。

これとは違い、人為的にたくさん結実しすぎた実を
果実を大きくするためによって取ることを摘果(てきか)といいます。

当社では、あまりに暑すぎて例年の病虫害はあまりでていないですけれど
ミノムシ、そしてカミキリムシの被害が少々でてきています。

今月は病虫害について書いてみようと思います。
カミキリムシ
病虫害について

一口に病虫害と呼んでいますが、虫による被害と細菌による病気とでは対処法はまったく異なります。症状が現れたら、それが害虫によるものなのか、
病気によるものなのかの判断をしなければいけません。
害虫は大きく分けると、葉を食害する虫、葉から樹液を吸う虫、
幹に穴をあけて入り込み、材部を食害する虫などに分けられます。
病気も葉や果実に発生するもの、枝や幹に発生するもの、
根に発生するものなどがあり、症状はさまざまです。
特に害虫は外部から飛来するものが多いので、
観察を怠らず、見つけしだい駆除するのがいちばんです。
病気に対しては、病気の症状が現れてから殺菌剤を散布したのでは、
病害の蔓延をくいとめることはできても、被害部を直すことはできません。
定期的な殺菌剤の散布で、発生を未然に防ぐよう心がけるとよいといわれています。

防除暦が果樹ごとにいろいろなところから発行されています。
薬の種類や回数、時期について詳しく書かれていますので
とても参考になります。

さて、病虫害の防除というと、農薬に頼る以外にないように思われがちですが、
普段の管理のよし悪しによっても、大きく異なるものです。
剪定を怠らなければ、どの枝にも日光がよく当たり、
風通しもよくなるため、病虫害の発生は少なくなります。
また肥料分が欠乏したりして組織の弱くなった木には、病虫害も出やすいものです。
まず丈夫な木作りを心がけましょう。
◆樹木を食い荒らす害虫駆除の方法◆

【カミキリムシ】
◎害虫の種類
カミキリムシにもいろいろと種類があります。
種類ごとに食い荒らす樹種も異なります。
ゴマダラカミキリ、クワカミキリ、シロスジカミキリ、
キボシカミキリ、ルリカミキリなどいろいろいます。

成虫が幹の下部から樹皮に噛み傷をつけ、その中に産卵します。
ふ化した幼虫は幹や主枝の材部に穴をあけながら食害します。
それで、風などで、折れやすくなります。
成虫から次の成虫まで、およそ4年かかり、ほとんど幼虫で過ごします。

◎防除法
日々観察していると幹の下部をよく注意してみてみますと
噛み跡の部分にある卵や幼虫を捕殺することができます。
すでに入り込まれてしまった場合は薬剤を使用するしかありません。
すでに内部にはいっているものは虫の糞を取り除いて
侵入口を探しそこから殺虫剤を注入します。
薬剤でなく、針金を穴から刺して殺すこともできます。

殺虫剤での捕殺の他、防除として、産卵は地上1mくらいなので、
産卵期間に幹の1~1.5mくらいを新聞紙で覆うと効果があるそうです。
ナイロンネットを巻き、産卵にきた成虫を捕まえることもできます。
薬剤散布は、中心部に食入した幼虫には効果がありません。
成虫の産卵は6月から7月に多い(場所によって違う)ので、
卵や小さい幼虫を殺すようにします。
薬剤を使う場合ば、MEP剤(スミチオン乳剤)を
7月の上旬と下旬(暖地で産卵が多い地方はもっと早く)の2回くらい散布します。
観察すれば、産卵傷を見つけることもできます。早めに塗っておく塗布剤もあります。

【コガネムシの幼虫】
コガネムシの幼虫も、果樹の根っこを食い荒らして枯らしてしまう困った害虫です。
土がなんだかふわふわしてきた、木がぐらついてきた・・
糞のようなものが鉢の上にあるというとき手でさぐると1匹は出てくると思います。
1匹いるということはまだまだいるということ。
その場合はダイアジノンという薬を使用するか鉢から抜き取ってすべて取り除くしかありません。

防除としては卵を産まさないために土の表面を覆うということが有効なようですが、
なかなか難しいですね。
ココヤシチップを厚く敷くというのもよいようです。
また鉢植えですと専用の覆う不織布が販売されているようです。

【ミノムシ】
ミノムシは「チャノミガ」「オオミノガ」という蛾の仲間の幼虫です。
7月頃から秋ぐらいまでスミチオンを散布するということですが、、
果樹の場合で実のっている時は使うのが難しいですね。
これはもう手でもぎ取るしかありません。

 
薬剤塗布
庭木類の病虫害防除法
【石灰硫黄合剤について】
庭木類の病虫害防除法として、ぜひおすすめしたいのが冬季休眠中の石灰硫黄合剤の散布です。
季節として病虫害には縁のない時期なので、ついつい忘れがちなものですが、効果は絶大です。
この薬剤は殺菌効果だけでなく、越冬虫や、薬では退治しにくいカイガラムシを駆除することもできる重宝な薬剤なのです。
使い方は10倍-20倍ほどに薄めたものを、1~2月の間に2-3度、枝幹にまんべんなく散布します。
新芽が固いうちが適期で,3月に入り,芽がほころびかけてからは,薬害が出るので使えません。 また、胴枯れ病や粗皮病に対しては、患部を削りとった後、原液を塗布します。
なお、散布に際しては、必ずマスクを着用すること。
誤って吸入するとのどを傷め、しばらく声が出なくなることもあるので注意してください。
また、薬液の汚れはなかなか落ちないので、壁や窓にはかからぬようにします。

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