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MAIL MAGAGINE Vol.24 2019.7.1

いつも当農園をご贔屓いただきましてありがとうございます
このメールは、すだ農園をご利用いただいたお得意様へお送りしています
 
 
 

NEWS PICK UP

 
さて、この実は何の実でしょうか?答えはこのメール最下段に
 
 

2019年度 苗木のご予約受付開始のお知らせ

みなさん 蒸し暑い梅雨時期、いかがお過ごしでしょうか。
すだ農園では今年度も苗木のご予約受付開始いたしました。
ご予約開始の残すところは実ウメ、花ウメ、サクラだけとなりました。
7月半ばには全てラインナップが出そろう予定です。

関西はやっと梅雨に入りました。ひと雨ごとに草がぐんぐん勢いよく伸びております。
特等大苗生産の現場は、病虫害や苗木が傷ついたり倒れたりしていないかの点検、
樹形を乱した徒長枝の整理、日々育つ雑草との戦いとなります。

地掘苗の出荷は秋までありませんが、
ポット苗、スリットポット苗、地中ポット苗は切れ目なく出荷しています。
アゲハチョウ食用葉もお陰様で販売日には毎回売り切れになるほどご好評いただいています。


▽▽★発送について★▽▽
地掘大苗[落葉樹]⇒予約受付中・今秋出荷
*今秋より出荷する地掘大苗[桜・ウメ]は、準備ができ次第順次掲載し、予約受付開始します
地掘大苗[常緑樹]⇒予約受付中・今秋出荷
地中ポット苗[落葉樹・常緑樹] ⇒即発送可能
ポット苗スリットポット苗 ⇒即発送可能
新苗[1年生]単品販売⇒予約受付中・今秋出荷
新苗5本セット[常緑樹]⇒予約受付中・今秋出荷
新苗5本セット[落葉樹]⇒予約受付中・今秋出荷


果樹苗木・成木の手入れについて
さて、このメールを読んでくださっている方は、当店で苗木をご購入されて、日々手入れをされていると思います。昨年の10月から始めた月々の手入れについて今月7月も引き続きご案内したいと思います。 おつきあいくださいませ。

▼果樹苗木 植え付け後の7月の手入れ

7月は梅雨の真っ最中です。そして、中旬から下旬に梅雨明けします。
新しい枝の伸長は止まり、強い日差しのもと、光合成が進んで養分が枝や幹や根に蓄えられます。
花芽の分化も進みますので、実や花をつけさせるには、せん定するときに花芽を切ってしまわないように気を付けなければなりません。
しかしながら、込み合った枝があると風通しが悪くなり、病気発生のもととなりますので、間引き剪定をするなど適宜しましょう。

今年度植え付けたばかりの苗木は、新芽が伸びていても根はまだ十分に張っていないので、乾燥にはくれぐれも注意ましょう。
また、長雨が続くと水はけが悪く病気になります。
排水がうまく行われていない場合(雨が降ったあとに水がずっとたまっている等)は苗木の周りに側溝を掘り水が流れるようにして水はけをよくしてやりましょう。
また台風や低気圧などの強風で苗木がぐらつき、せっかく根付いた根っこが傷まないよう、支柱がしっかり効いているか点検しておきましょう。


◎7月の落葉樹

◎ウメ:梅の収穫も終わりましたね。新梢の伸びは7月になると止まり、養分が枝や幹、根に蓄えられます。花芽の分化もはじまります。夏の剪定は7月上旬から中旬に行います。これまでに剪定をしていれば行う必要はありません。徒長枝を中心に込み合った樹形を乱す枝を間引きます。実を採るのが目的の木の場合は、切り返しはできるだけ避けましょう。
(NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 ウメより)

◎カキ:柿の果実は、6月に整理落下も終わり、7月は高温と乾燥のために一旦肥大成長を休みます。春に伸びた新枝の頂芽とそれに続く2~3芽の内部で来年のための花芽の分化が始まります。柿に限って、果実の発育を促すため、実肥を追肥します。また梅雨が明けたあと乾燥が始まる月末に一度たっぷりと水を与えます。
カキの病虫害でよくあるのが、カキの実が落下してしまう「ヘタムシ」による被害です。今そろそろカキの実が3センチくらいになっている頃です。ちょうど今頃生理落下とは別に、ヘタの部分から実がとれて落下します。 被害の時期は2回あり、今と、大きくなった時に急に赤く熟して落果します。これは、カキの実のヘタの部分に虫がいます。虫の発生が多いと果実全部が落果することもあります。これはヘタムシによるものです。 卵は芽、葉や枝などに一粒ずつ産み付けられ、ふ化した幼虫は始め芽に食入します。その後果実に食入加害して、果実を落果させます。幼虫は1~2cm位で全体が暗紫色をしています。2回目の老令幼虫期に樹皮の隙間などにまゆを作って越冬します。早めにオルトラン水和剤やモスピラン液剤を散布します。冬の間に幹にこもをかけて集めて春先に焼却するのもひとつの手です。
(NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 カキより)

◎クリ:栗は前月花が咲き、今月はかわいらしいイガの幼果が枝先についていますね。栗は吸肥力が強いので、若木のうちは枝がよく伸び、結実もよいですが、成木期に入って肥料が不足すると急に樹勢が衰えて減収したり、小さな果実となってしまいます。
施肥は年に一度だと7月下旬までにすべて吸収されてしまいます。栗の場合は元肥(春肥)、夏肥(実肥)、秋肥(お礼肥)と3回に分けて施します。ただしこれも機械的に施すのではなく、木の様子をみながら量を加減します。元肥の効き具合をみましょう。

◎スモモ・アンズ:両者とも収穫が終わり、来年に向けて病虫害の被害が起こらないか、水枯れしないか見守ってやる時期となります。

◎モモ:桃は収穫時期になります。桃は太陽光線で紅色に着色するので、果実が肥大して熟期に近くなってくれば8日前くらいに袋を上半分除く、5日前に残りの袋を除き完熟した果実を収穫します。(くれぐれも鳥にはご注意ください)収穫が終わる8月にはお礼肥を施します。

◎キウイ:夏季剪定を行います。枝が茂りすぎていますと、キウイは日光を好みますから茂りすぎはよくありません。果実をつけた長い枝は果実をつけた位置から8枚の葉を残して剪定します。果実をつけていないよく伸びた枝葉15枚くらいの葉を残して剪定します。また剪定後は、枝を配置よく誘引して絡み合わないようにします。
(NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 キウイより)

◎サクラ:目立った変化はありませんが来年の花となる芽がつくられる大切な時期です。枝を切ったりすると花芽も一緒に切ってしまうことになりますので気を付けましょう。肥料も必要ありません。梅雨明け後は、日照りが続いて乾燥するとハダニが発生しやすくなります。見つけ次第、「殺ダニ剤」を使用しましょう。

露地植えの7月の管理・作業
・水やり 梅雨の間は必要ありませんが、梅雨明け後は、あまり乾くようなら水やりをしましょう
・肥料  必要ありません(樹種によっては施肥が必要なものもあります)
・剪定  枯れている枝や込み合っている部分は取り除きます
・除草  草が小さなうちにまめに引くようにしましょう
・移植、植え付け 行いません

鉢植えの7月の管理・作業
・置き場 日射しが強くなると、鉢の土がよく乾きますので、鉢が小さいと、朝夕の水やりが必要になってきます
・水やり 鉢の土の表面が白く乾いたらやりましょう
・肥料 施しません
・剪定 不要な枝がでてきたら取り除きます
・植え付け・植え替え 行いません

 
◎7月の常緑樹(カンキツ(柑橘)類、ビワ等)

カンキツ(柑橘)類は、この時期、二回目の整理落下で自然に果実を落とします。結構落ちますが病気ではありません。整理落下ののち、摘果をしましょう。摘果はおおよそ葉の枚数を目安にします。下記の表を参考にしてください。果実を間引くことにより、養分が余分に使われず、木の体力を保持することができます。来年の結実の為にも大切なことですからもったいないようですが実施しましょう。
また樹勢が衰えている木はできるだけ果実はならさず(もしくは少なく)、枝葉を育てることに養分を使わせるようにしましょう。
摘果ははさみでなく、指と指を果実の付け根に差し入れもぎとるようにすればとれます。枝を痛めないように注意しましょう。

7月下旬ごろからはぐんと果実が大きくなってきます。キンカンは7月に開花します。前年の果実が残っていればとってしまいましょう。

《摘果の目安》
品種 葉の枚数 残す数
早生温州みかん 25 1
普通温州みかん 30 1
ハッサク 70~80 1
秋早く収穫するみかん類 20~25 1
秋遅く収穫するもの 30 1
(NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 ミカン類より)

◎レモン:レモンは一年に何度も開花します。しかしながら5月に咲く開花数が一番多く、果実も肥大しやすいです。7月にも花が咲きますが、基本的には摘花します。着果させると秋までには太りきらず冬を越さなくてはならなくなります。その方法は難しいです。9月にも咲きますが、これも着果させると多くは寒さで落果します。レモンは肥料をほしがります。葉色がよくなければ追肥をしましょう。
(NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 レモンより)

◎ビワ:ビワは収穫期が終わり、新しい芽がぐんぐん伸びていきます。水も結構欲しがります。剪定は秋まで待ちます。

◎フェイジョア:当店では数年前からフェイジョアの大苗づくりに取り組んでいます。比較的病害虫が少なく、原産地がパラグアイやブラジル南部と暑い地方の植物ではありますが、生で食べられ、こちら京都亀岡でも栽培でき、寒さにも比較的強いなと感じている果実です。生育も大変旺盛で萌芽力も強く、育てやすいです。

◎ヤマモモ:ヤマモモは、4月に花が咲いた後、この6月中旬~7月、ちょうど梅雨の時期に赤い実をつけます。当店も5年生の大苗が結実して農園を賑わせています。ヤマモモは病害虫が少なく育てやすい樹種だと思います。

露地植えの7月の管理・作業
・水やり 雨が一週間も降らない場合は人為的に水やりをしましょう 水やりは朝のうちがよいです
・肥料  施しません
・摘果  木を大きくしたいや3年くらいまでの苗木は、花に使われる養分を節約し枝葉につかわれるように特に幼木の場合は摘果をしましょう。2~3年は果実は少しずつ付けるにとどめ、木の骨格を育てるようにしましょう
・収穫  キンカンなど昨年の取り忘れがあればとってしまうようにします
・剪定  この時期は行いません 枯れ枝やあまりに込み合っている場合は取り除きましょう
・植え付け・移植 行いません

鉢植えの7月の管理・作業
・置き場所 コンクリートの上など温度があがる場所は避けましょう。太陽光線はあたるところがよいです
・水やり 乾いたらやります。枝葉を伸ばし果実を大きくするにはたくさんの水分がいります。水不足にならないようにしましょう。(かといっていつも湿っているというようなやりすぎは禁物です)夜の水やりはよくありません。
・肥料 6月にやっていない場合は施肥しましょう
・剪定 行いません
・植え替え・鉢替え 行いません

 
《夏越しの工夫で気をつけたいこと》

ベランダ栽培
照り返しが意外ときついので、壁に寒冷紗をかけて照り返しを防ぐことや床からの照り返しやコンクリートが熱くなりやすいですので、木のすのこを敷くなどの工夫をしてみましょう。特に西日が強く当たる方角の場合は半日陰になるようにオーニングなど工夫してください。

鉢植え栽培
水やりの頻度 小さな鉢ですと朝夕とやることになりますが、鉢を二重にして外からの温度があがるのを防いだり、直射日光が当たる場所に置いている場合は少し半日陰に写すなど工夫をすることで水やりの頻度がおさえられます。また鉢の土の表面にミズゴケや腐葉土を敷くことで乾燥をおさえることもできます。

露地栽培
株もとにわらや抜いた草を敷くのは有効ですが、この場合、虫の住処になったり、特に蟻の巣を作られてしまったりする可能性が高くなるので時々は確認したいものです。



長文にお付き合いくださりありがとうございました。
ではまた来月お会いしましょう。

 

(※このメールトップの写真はヤマモモ(山桃) 森口(もりぐち)の実です)
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