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MAIL MAGAGINE Vol.34 2020.5.1

いつも当農園をご贔屓いただきましてありがとうございます
このメールは、すだ農園をご利用いただいたお得意様へお送りしています
 
 
 

NEWS PICK UP

 
「さて、この花は何の花でしょうか?答えはこのメール最下段に」
 
 

暮らしを豊かに彩を添えてくれる果樹を育てませんか?

みなさま いかがお過ごしでしょうか!
さわやかな季節となりました。
にもかかわらず、まだまだ気が抜けないコロナです。

当店は、生活必需品でない果樹苗という商材を販売していて
このまま通販を継続していて良いのだろうかと思い迷いながら営業しています。
ご自宅での暮らしを豊かに彩を添えてくれる果樹はこんな時期でこそ
心の支えになったり喜びになるお役にたてる仕事ではないかと…
また、苗木の成長は待ったなしですので、手入れに力を入れ外仕事等は変わらず継続しております。

今のところ宅配が配達してくれる限りは販売を休止せずに継続してお届けしていく予定です。
そろそろアゲハ食用葉も開始となる時期ですし、可能な限り苗木をお届けしたいと思います。


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◆GW期間の休業のお知らせ&新型コロナに伴う営業縮小のお知らせ
2020年4月29日(水)~5月6日(水)のゴールデンウィーク期間中は休業とさせていただきます。
この期間中、商品の出荷・お問合せへのご返答・ご注文に関するご連絡は休止させていただきますのでご了承ください。なお、休業中、ネット注文のお申し込み、お問合せメールの受信はお受けしております。

また、4月27日、28日は営業を縮小し、GW休業中に同じく、商品の出荷・お問合せへのご返答・ご注文に関するご連絡等は休止とさせていただきます。また、農園へのご来園、来園での苗木のご購入はお断りしております。

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◆今後の出荷について
出荷停止期間:4/24(金)~5/10(日)までこの期間は出荷を見合わせます。ご了承ください。5/11より出荷再開予定ですが、新型コロナウイルス感染拡大に伴い配送の遅延が予想されます。出荷期日を延期する場合がありますのでご了承ください。
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そろそろアゲハ幼虫の食用 無農薬生葉の発送が始まります!

2020年度もアゲハ食用葉の販売をさせていただく予定です。
これから本番になる蝶や蚕、リクガメの愛好家さん向けのカンキツ(柑橘)類やクワ、サンショなどは生産区画を離して薬剤が付かないよう工夫しています。
今年も気候の関係がありますが5月中旬からカラタチ葉を、5月下旬からは甘夏ミカン等の葉を販売開始する予定です。
尚、スリットポットに植え付けた無農薬のカンキツ(柑橘)類は年中販売しております。


 
~今注文できる商品~
▼pickup カンキツ(柑橘)類
カンキツ(柑橘)類 ▼pickup ビワ
ビワ ▼pickup フェイジョア
フェイジョア ▼pickup ヤマモモ
ヤマモモ

当店では過去にも参考になる記事を色々掲載しています。
2018年5月号 ~病気や害虫対策に…やっぱり「薬」を使う?~
2018年7月号 ~自然農薬 いろいろあります~

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【お客様相談室 その1】

【~露地植え?鉢植え?~】
先日お客様から購入した苗木を鉢植えで育てるか露地植えで育てるか迷っているとご質問を受けました。
露地植えと鉢植えはそれぞれ長所と短所があります。 挙げてみますと下記のような感じです。

◎鉢植えの長所
・根っこを制限するので苗が若くても結実しやすくなる。
・コンパクトに育つので場所をとらない。
・地域の気候にあわない果実でも、冬場室内に入れるなど工夫すれば育てられる果樹の幅が広がる。
・季節によって置く場所を替えることができ、環境を適宜変えることができる。
(暑さや寒さに弱い品種も育てることが可能になる)
・植木鉢ごと網などで囲えるので虫などの被害から免れやすい。

●鉢植えの短所
・水やりの管理が難しい。
・肥料の管理が難しい。
・数年に一度は植え替えが必要となる。
・実の収穫は大量には望めない。


◎露地植えの長所
・大きく育つ。
・大きく育つからたくさん果実がなる可能性が高い。
・水やりはほとんど必要でない。

●露地植えの短所
・初収穫が遅くなる。(若い苗から育てた場合)
・庭や畑が必要になる。
・一度植えれば、移植はかなり難しくなる。
・環境がよく、よく肥えた場所で植えた場合なかなか結実しにくくなる可能性がよくある。
・実った果実が鳥の被害にあう可能性がある。

上記のことをふまえ、 それぞれ環境や状況、またご希望に応じて露地植えか鉢植えかを選ばれるといいかと思います。

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【お客様相談室 その2】

【苗木が枯れてしましました】

通販で「購入した苗木が枯れてしましました」という方が、年に数人おられます。 色々お伺いして、苗木自体に力がなく不可抗力だったのか、又は下記のような原因があったのかをお尋ねしています。
・植え付け後の水不足による枯れ
・水のやりすぎによる根腐れ
・弱っているからといって肥料をやって肥やけを起こしての枯れ
・植える場所に牛糞や鶏糞、肥料を入れたため肥やけを起こしての枯れ
・凍害、遅霜による新芽枯れ
・強風で揺られて根が傷んでの枯れ
・根が伸ばせない岩盤或いは地面の下がいつもじめじめしている場所に植えてしまったことによる根腐れによる枯れ
・カミキリムシやシンクイムシ、蟻等虫の食害による枯れ
等です。

上記のような原因にお心あたりがない場合は、苗自体に力がなかったこと(生命力がなかった)か、原因不明の枯れの場合もありますが、上記のようなお客様の植え付けや手入れの過程を遠距離では当店からは確かめることがなかなか難しいのです。

今期(昨秋~この4月まで)当店でご購入いただいた苗が枯れてしまったという場合は、すぐにお写真と植え付け方、その後の管理方法につきましての詳細をご連絡いただくようお願いいします。 ご相談にのらせていただきます。


苗木の手入れについて
さて、このメールを読んでくださっている方は、当社で苗木をご購入されて、
日々手入れをされていると思います。
今月も5月の手入れについてお伝えしたいと思います。
おつきあいくださいませ。

▼果樹苗木 植え付け後の5月の手入れ

若葉が美しい季節となりました。色あせていた葉も生き生きし始めます。
また新芽もぐんぐん伸び出しそれと共に虫の動きも活発となってきます。


◎5月の落葉樹

◎ウメ:今月の中旬は、ウメの木の栄養の交代時期でもあります。前年枝幹や根に蓄えられた貯蔵養分は、このころまでに使い尽くされ、これからは今年伸びた葉の働きでできた養分で生育するようになります。果実の核が固くなるこのころは第二次生理落下の時期でもあります。根の成長は、新芽が盛んに伸長しているときは盛んではありませんが、新芽の成長が落ち着く下旬ごろから再び盛んにのびはじめます。
(NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 ウメ より)

◎カキ:冬の剪定で切った太い切り口から何本もの新芽がでてきます。こうした新芽はほっておくと樹形を乱すので基部から除去するようにします。このとき元のほうを残す中途半端な切り方をすると残った部分からまた強い枝(徒長枝)が何本も伸びますから基部(ぎりぎりから)確実に切り取ります。 また、新枝が密生している部分では間引きをします。また、あいている空間があれば近くのよい枝を誘引してやります。
5月中旬ごろには柿も花が咲きだします。柿はタネができなくても実がなる単為結実性(たんいけつじつせい)という性質がありますが、実際にはタネができないと生理落下する品種も多いので人工授粉ができるようならしてみてください。晴れた日に、雄花の花粉を指で揉んで花粉を集めて、耳かきの羽毛にこの花粉をつけて、雌花の先端にこすりつけます。雌花は花の下のほうがぷっくりと膨らんでいます。雄花をつける品種は禅寺丸や筆柿、西村早生、甘百目、久保などです。
(参考NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 カキより)

◎クリ・スモモ・アンズ 他 落葉果樹:アブラムシなど害虫が発生しやすい時期です。薬剤散布をしなければやむを得ない場合もあります。早めに手で除去できる程度なら水道水や手で除去してください。全体を覆うように被害がでてしまいますと即効性の殺虫剤を一時的にやるしかありませんが、収穫期が迫ってきている場合は薬剤の散布回数、散布時期をよく確認してから使ってください。

◎モモ:摘果、袋かけの時期です

露地植えの5月の管理・作業
・水やり ほとんど必要ありません あまり乾くようなら水やりをしましょう
・肥料  果実をつけ始めている場合は下旬に追肥をします 今期に植え付けをしたものは、肥料はまだやらないか少しでよいです
・剪定  枯れている枝や込み合っている部分は取り除きます
・除草  草が小さなうちにまめに引くようにしましょう
・移植、植え付け 行いません 鉢物やポットものは移植できますが柔らかい新芽が伸びているときは避けましょう

鉢植えの5月の管理・作業
・置き場 日の良く当たるところに置きましょう
・水やり 鉢の土の表面が白く乾いたらやりましょう
・肥料 定期的にやるようにしましょう
・剪定 不要な枝がでてきたら取り除きます
・植え付け・植え替え 行えますが、柔らかい新芽ができている時期は避けましょう
 
◎5月の常緑樹(カンキツ(柑橘)類、ビワ等)

カンキツ(柑橘)類は、4月末から新芽と花芽を同時くらいに伸長しはじめます。
5月初旬ごろからは開花もしはじめ、5月末には幼果ができてきます。
6月にかけて果実を大きくするための重要な時期となります。 新しい根も伸ばし始めます。

◎レモン:レモンは開花中の花を間引かず、幼果が現れてから間引きます。落花が多いため。 若い葉に白い線状の跡が見られたらそれは「ミカンハモグリガ」(通称エカキムシ)の仕業です。幼虫が葉の中にいます。数が少ないようなら指で押しつぶすと殺せます。

◎ビワ:ビワは幼果から果実へと変化する時期です。袋かけまだの方は急ぎましょう。6月中旬ごろの収穫に向けて楽しみになります。

露地植えの5月の管理・作業
・水やり 雨が一週間も降らない場合は人為的に水やりをしましょう
・肥料  追肥をします(樹冠の外周の下を幅30センチ、深さ15から20センチに円周上に溝を掘り、肥料を施したあと溝の上に土をかぶせます)
・摘果  木を大きくしたいときは、花に使われる養分を節約し枝葉につかわれるように特に幼木の場合は摘蕾、摘花をするようにします(花もお吸い物に入れて香りが楽しめます)特に植え付けてから2~3年は果実は少しずつ付けるにとどめ、木の骨格を育てるようにしましょう
・収穫  甘夏みかん、夏みかん、ダイダイなどはそろそろすべて収穫しましょう
・剪定  この時期は行いません。枯れ枝やあまりに込み合っている場合は取り除きましょう
・植え付け・移植 行いません

鉢植えの5月の管理・作業
・置き場所 日当たり、風通しのよいところに置きましょう
・水やり 乾いたらやります。枝葉を伸ばし花をつけるにはたくさんの水分がいります。水不足にならないようにしましょう。(かといっていつも湿っているというようなやりすぎは禁物です)
・肥料 4月にやらなかった場合は肥料をやりましょう
・剪定 行いません
・植え替え・鉢替え 行いません


 
ここまで読んでくださりありがとうございました。では、また来月もお会いしましょう。
このメールトップの写真は、カリンによく似た果樹で育て方もカリンとほぼ同じなマルメロの花です
マルメロの苗木は こちらで販売しています

今月のオススメの商品

大苗◇フェイジョア マンモス[地掘苗 2016年:L]

24,600円(税込27,060円)
 

大苗◇ビワ(枇杷) 長崎びわ[地掘苗 2012年:3L]~実付実績~*農園引取のみ

57,100円(税込62,810円)

大苗◇フェイジョア クーリッジ[地掘苗 2017年:L]~実付実績~

17,600円(税込19,360円)
 

大苗◇ヤマモモ(山桃) 森口(もりぐち)[地中ポット苗 2018年:SS]

10,000円(税込11,000円)

大苗◇柑橘類 夏みかん[地掘苗 2015年:L]~実付実績~

28,100円(税込30,910円)
 

2年生苗◇柑橘類 甘夏みかん[スリットポット苗 2018年:M]

9,100円(税込10,010円)