|
MAIL MAGAGINE Vol.15 2018.10.1
いつも当農園をご贔屓いただきましてありがとうございます
このメールは、隅田農園をご利用いただいたお得意様へお送りしています
|
|
|
|
NEWS PICK UP
|
|
|
|
|
|
もうすぐ苗木発送シーズンです
|
みなさん、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
あれだけ暑かった夏がやっと終わり、朝晩、また日中も随分急に涼しくなってまいりました。
残暑を超えて急に秋に近づいてきたようですね。
またそれとともに苗木の植え替え、移植のシーズンとなってきました。
当社では日中が涼しくなるころ10月中旬から常緑樹、10月末から落葉樹を掘り取り始めます。
苗木の発送も10月中旬よりはじまります。
苗木の中でも大苗は1点ものも多いですので、確実にその苗を手に入れたいという方は
早めのご予約・ご注文をおすすめいたします。
今年度は常緑樹に関しては、冬期の注文受付・出荷を停止する予定です。
春になり、ワラ囲いを外し、苗木の状態を見て注文受付・出荷を再開いたします。
▼苗木の植え付けについて
今年、苗木を植えられる方は場所の選定と植え付け前の準備が必要です。
植え付け方全般につきましては、当社サイトにまとめてありますので下記をご参照くださいね。
▼移植時期についての詳しい説明
当社 関連サイト
・果樹苗の移植適期について
・植え付け方のアドバイス
|
|
苗木の手入れについて
さて、このメールを送らせて戴ている方は、当社で苗木をご購入されて、
日々手入れをされていると思います。
今月から毎月ごとに手入れのポイントについてお伝えしたいと思います。
常緑樹と落葉樹、また樹種、露地植え、鉢植え、地域により多少かわってくるのですのですけれど
できるだけ、どの果樹にも共通することをお知らせしていこうと思います。
寒い地域の方は少々早めに作業をしてくださいね。
▼果樹苗木 植え付けた後の10月の手入れ
9月10月とは果樹の生育過程の中では養分蓄積期となります。
春の生育に使う養分をこの時期までにいかに蓄えるかが大切になってきます。
◎落葉樹
朝晩は涼しくなっても、日中は暑い日もまだあります。
葉はまだついている状態です。休眠期に向かってはいますが、
根はまだ養分を吸い最後の貯蔵養分蓄積のために伸ばしています。
できるだけ遅くまで葉を残すことが来年度の開花や結実、新芽の出る時期の成長には必要です。
露地植えの10月の管理・作業
・水やり 必要ありません
・肥料 施しません
・剪定 しません
・除草 雑草を放置しますと、通気性が悪くなり、病気の発生を助長することになります。
施した養分も雑草にとられてしまいますので、早めの除草をしましょう。
・移植、植え付け 落葉樹は11月ごろからですが、急いでいる場合は
葉を落として掘り取り移植もできます。
鉢植えの10月の管理・作業
・置き場 日の良く当たるところに置きましょう。
・水やり 鉢の土の表面が白く乾いたらやりましょう。毎日の水やりは必要ありません。
・肥料 9月下旬から10月初旬に追肥をしましょう。
・剪定 まだしません
・植え付け・植え替え まだ葉をつけている場合はしない方がよいです。
◎常緑樹(かんきつ類、ビワ等)
ライムやレモン、ユズなどは青い実を収穫して香りを楽しむことができます。
早生の温州みかんは早いものなら今月中旬に実の全体が黄色くなれば収穫できます。
露地植え10月の管理・作業
・水やり 必要ありませんが1週間も雨が降らなければ人為的に水やりをしてください
・肥料 お礼肥えは収穫した後、11月にやります。温州みかんだけは追肥は6月のみとします。
・収穫 早生温州みかんは収穫時期です。スダチは青いときに収穫しましょう。
・剪定 行いません
・植え付け 新苗植え付けの適期です。
・移植 行えますが、一旦路地に植え付けた苗木はできればそのまま育てましょう。
幼苗を植え付けて1年目くらいまででしたら大きめに掘り取れば移植は可能です。
2年以上経ちますと経験がないと難しくなります。
鉢植えの10月の管理・作業
・置き場所 太陽光線に当ててください。
・水やり 乾いたらやります。一回の水やりはたっぷり鉢底から水が流れるまでやりましょう。
・肥料 葉の色を見て黄色いようなら追肥をやります。葉の色が濃ければやりません。
・剪定 行いません
・植え替え・鉢替え 適期です。鉢底から根がでていたり、鉢に水をやっても鉢の穴から水がでてこなくなれば植え替えの目安です。 根詰まりを起こすと葉の色が悪くなったり枝が枯れたり成長が阻害されます。鉢植えの場合は数年毎に植え替える必要があります。 育てている鉢が小さければ大きめの鉢に植え替えをします。(鉢増しといいます) 鉢の大きさと木の大きさのバランスが取れている場合は、同じ鉢に植え替えを行います。 下記の方法でやってみてください。
【同じ鉢への植え替えの方法】
1.鉢から根っこを取り出します。取れない場合は鉢を割ってください。
2.根を鉢から出したら、根っこの底を3センチ程度はさみかのこぎりで切り落とします。
夏場など植え替え適期でないときにこの作業をすると木は枯れてしまいますが
適期であれば根を切っても枯れることはありません。
3.底と同じように側面も3センチ程度のこぎりかはさみで根っこを切り落とします。
(1/3くらいの根鉢を崩し、根っこを鉢の大きさに合わせて切り詰める方法でも構いません)
4.同じ鉢に新しい土を入れて、木の根の高さを合わせて植え付けます。
ウォータースペースは必ずとってください。
また接ぎ木苗の場合は接ぎ木部分が土の中に隠れないように注意してください。
【参考書籍】
NHK 趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 ウメ、ミカン類、キウイ
剪定も図が用いられわかりやすく、月ごとに作業の説明が丁寧に書かれています
家庭でできるおいしい柑橘づくり 12か月 家の光協会
写真も多く、わかりやすいです。
庭先でつくる果樹33種 農文協
こちらの書籍は果樹の生育サイクルや花芽の付き方、果実のなり方、
幹枝根の伸び方と仕立て方が丁寧に書かれています。
|
今おススメの商品
|
|
|