苗木の手入れについて
さて、このメールを読んでくださっている方は、当社で苗木をご購入されて、
日々手入れをされていると思います。
今月も3月の手入れについてお伝えしたいと思います。おつきあいくださいませ。
▼果樹苗木 植え付け後の3月の手入れ
一段と春らしくなり、いろいろな作業がしやすくなります。
◎3月の落葉樹
ウメ:花梅の剪定は花が終わった直後に行なうほうがよいです。花が終わると新芽がでている位置、方向がわかりやすくなります。実梅は花が終わると小さな小さな果実が顔を見せます。
キウイ:剪定をまだの方はすぐに行って下さい。切り口から樹液が流れ出すようになると木が痛みます。
カキ・クリ・スモモ・アンズ他落葉果樹:こちらも急ぎ剪定してください。日陰になると枝が枯れますので、間引き剪定を中心に行ってください。
露地植えの3月の管理・作業
・水やり 必要ありません
・肥料 施しません
・剪定 適期です
・除草 草が小さなうちにまめに引くようにしましょう
・移植、植え付け 最後の時期です。新芽が出る前に行いましょう。
鉢植えの3月の管理・作業
・置き場 日の良く当たるところに置きましょう。
・水やり 鉢の土の表面が白く乾いたらやりましょう。毎日の水やりは必要ありません。
・肥料 施しません
・剪定 行ってください
・植え付け・植え替え 新芽を出すまでは植え替えできます。鉢の底穴から根っこがでていたり、水をやっても水が浸透していかない場合は植え替えのサインです。樹勢にもよりますが2年から3年おきに植え替えを行うことにより、よい生育状態が保てます。
◎3月の常緑樹(カンキツ類、ビワ、フェイジョア等)
柑橘類の寒さに当たった葉は黄色く変色し、弱った葉は落葉します。暖かくなるに従い、養分の吸収を始めますので徐々に生気を取り戻していきます。 霜が降りるなどの心配がなくなったら、防寒していた覆いを取り除きます。 また、弱った枝を剪定したり、春からの枝の伸長の前に剪定作業もします。
◎レモン:レモンの剪定適期は一年のうち3月だけです。
※参考書籍 NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 レモン 三輪正幸著
にとても詳しく図も入っていますので参考になさってください。
◎ビワ:ビワはそろそろ花柄が落ちて幼果が現れてくると思います。先月お伝えした摘果を確実に行ってやると大きな実がとれます。袋かけはもう少し先になります(4月)冬の肥料も2月にやっていなければ3月にやってください。
◎ミカン類
露地植え3月の管理・作業
・水やり 雨が一週間も降らない場合は人為的に水やりをしましょう。
・肥料 先月施肥をまだしていない場合は今月します。(樹冠の外周の下を幅30センチ、深さ15から20センチに円周上に溝を掘り、肥料を施したあと溝の上に土をかぶせます)
・土壌改良(上記のやりかたで行います)
・収穫 甘夏みかん、夏みかん、ダイダイなどは収穫時期です
・剪定 防寒を取り除いたら行いましょう
・植え付け・移植 適期です
鉢植えの3月の管理・作業
・置き場所 太陽光線に当ててください。
・水やり 乾いたらやります。一回の水やりはたっぷり鉢底から水が流れるまでやりましょう。
・肥料 葉の色を見て黄色いようなら追肥をやります。葉の色が濃ければやりません。
・剪定 行いましょう
・植え替え・鉢替え この月が適期です。3月下旬までには行ってください。
・防寒 防寒を取り除きましょう
【果樹や桜のみどころ紹介】
暖かくなってきますと外出もしやすくなりますね。外仕事も忙しいですけれど、果樹をみてまわるのも楽しいものです。私の趣味は旅行なんです。全国の果樹の名所や花の名所めぐりが大好きです。京都の桜も人だらけですけれど早朝に回ると少しは混雑も避けられるかも。 ちょっと早いですけれど桜の情報サイトを。京都に住んでいても知らないことが多く、参考になります。
〇京都 桜の名所
早朝からお花見できるまとめが 「そうだ京都へ行こう」の中にありました。京都に住んでいてもなかなか行けないですけれど毎年2,3か所は見て回りたいと思っています。人だらけだから、やはり早朝が一番ですね。
そうだ京都へ行こう スタッフブログ【古都こよみ】
【京都桜情報】早朝からお花見OK! 京都・桜名所ガイド
3月に行きたい京都イベント5選 京都・東山花灯路-2019ほか
〇浜松フルーツフラワーパーク
様々な果樹が植えられています。いつ行っても楽しい場所です。結構園内が広いです。
→こちらの園で収穫てきるくだものが紹介されています。
収穫できるということは木もあるので枝ぶりや剪定の様子、また収穫だけでなく花見も楽しめます。
収穫できるフルーツ紹介|はままつフルーツパーク時之栖(ときのすみか)|公式ホームページ
〇河津桜 桜まつり (静岡県 河津町)
河津桜の並木を見てみたいと、先日2月23日に初めて行ってまいりました。
桜まつりは2月10日から約一か月間開催しているとのこと。(今年は3月10日まで)
駆け込みでしたが、時折青空もでて最後の満開を楽しめました。この日は人出も相当だったようです。
道も駐車場も大混雑していました。早い時間に行くのが吉ですね。
8時着ではちょっと遅かったです。川沿いの約4キロの両岸に約800本の河津桜が満開の姿は圧巻でした。
また、昭和30年にこの河津町の川沿いで発見されたオオシマサクラ系とカンヒサクラ系の自然交配種である原木も見ることもでき満足な旅でした。
まだもう少しは蕾がついている木もありましたので、皆さんも是非行ってみてください。
まだぎりぎり間に合います。濃いピンクの愛らしい花がこれでもか~というほど咲き誇っております。
一足先の春を満喫できますよ。
帰りには、たくさん温泉があり、迷いに迷った末、絶景の露天風呂 日帰り温泉の 北川温泉 公営、源泉かけ流し 完全男女別の黒根岩風呂 に入ってきました。この日は「富士山の日」ということで半額割引で300円でした。ラッキー。波打ち際のお風呂は解放感あふれ、前夜発の運転の疲れもふっとぶ絶景でした。
ここまで読んでくださりありがとうございました。では、また来月もお会いしましょう。