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MAIL MAGAGINE Vol.23 2019.6.1

いつも当農園をご贔屓いただきましてありがとうございます
このメールは、すだ農園をご利用いただいたお得意様へお送りしています
 
 
 

NEWS PICK UP

 
「さて、この花は何の花でしょうか?答えはこのメール最下段に」
 
 

今秋出荷の予約受付が始まります!

新年度が始まり、秋からの発送のご予約の受け付け開始も間近です!
アゲハ幼虫用の無農薬生葉の発送を始めています!
5月の後半は全く雨が降らず、真夏のような暑さが続き。当社大苗生産の水やりに苦戦しました。
また、風が強い日も多く、苗が倒れたり、傷んだり・・と悩ましい日が続いていました。
6月は梅雨の時期、今年はどうなることやらです。
天候は毎年毎年変わるので、毎年一年生です。
当店は、5月末で一旦ほとんどの苗木のご注文受付を終わりにします。
(スリットポット苗、地中ポット苗を除きます)
農園では大苗の育成、アゲハ食用葉の収穫出荷、来期のご予約受付に向けての写真撮影や価格設定等々でまた目の回るような忙しさになります。


▽▽★発送について★▽▽
地掘大苗[落葉樹]⇒2年生苗のみ6月1日より予約受付開始
今秋より出荷する地掘大苗[落葉樹]は、6月より準備ができ次第順次掲載し、予約受付します。
地掘大苗[常緑樹]⇒根回し済みの大苗のみ注文受付 順次出荷中
今秋より出荷する 地掘大苗[常緑樹] は6月より準備ができ次第順次掲載し、予約受付します。
新苗[1年生]単品販売今秋より出荷の新苗は、6月1日より予約受付開始しました。


果樹苗木・成木の手入れについて
さて、このメールを読んでくださっている方は、当社で苗木をご購入されて、日々手入れをされていると思います。今月も6月の手入れについてお伝えしたいと思います。おつきあいくださいませ。

▼果樹苗木 植え付け後の6月の手入れ

新しい枝がぐんぐんと伸び、若葉が大きく展開し緑が一段と美しい季節となりました。
込み合った枝があると風通しが悪くなりますので、間引き剪定をするなど適宜しましょう。

虫の動きも活発になる時期です。
殺虫剤は倍率、回数などを守り使用しましょう。
これからカミキリ虫が産卵する季節となります。
対象は  イチジクやみかん、栗、くるみ、ナツメ 等です。
当店では、卵をうみつけられないように地際からセンチのところで「ガットサイドS」という薬を塗ります。
ガットサイドは殺虫剤です。
白い乳剤を刷毛で湿布します。
カミキリムシ防除の他、キクイムシ、コウモリガにも有効です。
イチジクに塗る場合は、原液を4月~7月の間に3回まで塗ることができます。
薬剤についている使用方法をよく読み、作物名により倍率や回数が異なりますので注意して使ってください。
薬はどうしても・・という方は、卵をうみつけられないように、細かい目の網を幹に巻きます。
病気が心配な方は、殺菌剤を。この季節は、雨や強風の前に使用します。


◎6月の落葉樹

◎ウメ:今月は、梅の収穫の時期です。小梅は上旬に熟し、他の大梅は中旬から下旬が収穫時期となります。 ウメは収穫後にお礼肥をすることで来年の花付きがよくなります。
(NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 ウメ より)

◎カキ:柿は、曇り、雨の天気が続くと日照不足となり、幼果が落ちる生理的落下が起ります。生理的落下は、種ができなかったために起る他、日照不足のために果実どうし、果実と枝葉が栄養を奪い合って起こるとも考えられています。落下がひととおり終わったところで、人為的な摘果を行います。1枝1果を目安にします。
徒長枝の整理を行っていなければ今月行います。
(NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 カキより)

◎クリ:栗は5月末から6月初旬にかけて開花しています。 2品種以上を混植していると受粉して結実します。今月はアブラムシやカミキリムシなどたくさん虫が寄ってきますので見つけ次第補殺する、または所定の薬剤を散布します。株元に木くずがでていたら、木屑を取り除き、孔を見つけて針金などを差し込んで幼虫をついて殺します。

◎スモモ:この時期、幼果が少しずつ大きくなってきています。たくさんなりすぎているときは、6月では少し遅いですけれど、摘果をしましょう。収穫期は早いもので6月下旬、遅いもので8月末頃です。鳥にとられる前に網をするなど気をつける必要があります。木を大きくしたくなければ、長く伸びそうな枝を夏の時期に剪定するとよいです。

◎アンズ:収穫はすぐそこです。6月中旬から7月初旬が収穫時期です。こちらもスモモに同じく、鳥につつかれないように気をつけましょう。

◎モモ:当店で扱っている1品種で自家結実性のある(1本で実のなる)大玉白鳳は、収穫時期が7月中旬~下旬です。桃は、夏に枝がよく伸びますからぐんと伸びたいらない枝(徒長枝)を間引くようにします。また結実が多い場合は摘果をし、残した果実は袋かけをして育てましょう。

露地植えの6月の管理・作業
・水やり 必要ありません あまり乾くようなら水やりをしましょう
・肥料  梅は収穫後、肥料を施します
・剪定  枯れている枝や込み合っている部分は取り除きます
・除草  草が小さなうちにまめに引くようにしましょう
・移植、植え付け 行いません

鉢植えの6月の管理・作業
・置き場 日の良く当たるところに込み合わないように風通しがよくなるよう置きましょう
・水やり 鉢の土の表面が白く乾いたらやりましょう
・肥料 施しません
・剪定 不要な枝がでてきたら取り除きます
・植え付け・植え替え 行いません

 
◎6月の常緑樹(カンキツ(柑橘)類、ビワ等)

カンキツ(柑橘)類は、この時期、花が咲き、幼果ができてきます。
とげがある樹種は、まめにとげを切るようにしましょう。実を傷つけるもととなります。とげをとっても生育に影響はありません。

◎レモン:レモンは5月から6月にかけて花を咲かせ、花びらやおしべが落ちます。またそれと同時にできた幼果も落ちます。受粉、受精ができていなかったり、果実に十分栄養がいかなかったりという場合におきます。落下が多い場合はなにかしら原因があるので、冬場の防寒対策が十分だったか、日当たりはどうか、剪定をしすぎていないかなど振り返ります。下旬になれ夏枝が伸び出します。
(NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 レモンより)

◎ビワ:ビワは収穫時期です。一気に熟しますので、袋かけをしていた場合は熟期を逃さないように気をつけましょう。収穫後に若い枝がぐんぐん伸びます。剪定は秋まで待ちます。

◎フェイジョア:ちょうどこの6月がフェイジョアの開花時期です。ピンクの花びらと赤いめしべがかわいらしいです。フェイジョアは花も食べられます。とっても甘いんです。 花を食べるのは、植えている人だけの特権ですね。

◎ヤマモモ:ヤマモモは、4月に花が咲いた後、この6月、ちょうど梅雨の時期に赤い実をつけます。大きくなるとたわわに実をつけましてジャムやお酒など楽しめます。ヤマモモは病害虫が少なく育てやすい樹種だと思います。

露地植えの6月の管理・作業
・水やり 雨が一週間も降らない場合は人為的に水やりをしましょう
・肥料  特にやりません。葉色が薄く、肥料が足りないサインがでていれば追肥します。
・摘果  木を大きくしたいという場合や3年くらいまでの苗木は、花に使われる養分を節約し枝葉につかわれるように特に幼木の場合は摘果をしましょう。2~3年は果実は少しずつ付けるにとどめ、木の骨格を育てるようにしましょう
・収穫  キンカンなど昨年の取り忘れがあればとってしまうようにします
・剪定  この時期は行いません 枯れ枝やあまりに込み合っている場合は取り除きましょう
・植え付け・移植 行いません

鉢植えの6月の管理・作業
・置き場所 日当たり、風通しのよいところに置きましょう
・水やり 乾いたらやります。枝葉を伸ばし果実を大きくするにはたくさんの水分がいります。水不足にならないようにしましょう。(かといっていつも湿っているというようなやりすぎは禁物です)
・肥料 葉の色が薄い場合は施します
・剪定 行いません
・植え替え・鉢替え 行いません

 
《隔年結果を防ぐ方法》

隔年結果とは、1年おきに実をつける性質です。
実をならせすぎると木が消耗して、翌年木は果実をつけず、木の回復をするため実をつけなくなります。
そしてまた翌年たくさん実をつけるという現象が起こります。
なる年とならない年を作らないために、摘蕾、摘花と摘果という作業を行います。
その木がどれだけの果実をつけるだけの体力があるかを見極める必要があります。
だいだい、葉の枚数が目安になります。
30枚程度の葉で1個の実をつける体力があるとみます。
柿の場合1枝1個を目安にしますが、なりどしには、すべての枝に実をつける時もあります。その場合は、実をつけない枝も作ってください。
これらの行為は、摘蕾⇒摘花⇒摘実 と早く行ったほうが、果実に養分がいきわたりやすいので、摘蕾で気持ち多めに残し、摘花でさらにもう少し摘花し 最後に最終摘果し、最終に実る数にします。


【お客様からの質問コーナー】 Q:「ユズの育て方を教えてください」
 

ユズ 多田錦をご購入頂いたお客様からの「ユズの育て方を教えてください」とご質問を頂きました。
育て方といいましても、目的により多少異なりますので、目的をお尋ねしましたところ 「食用のため多くの実をつけたい」とのことでした。
下記のようなお返事をしました。

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目的が「食用のため多くの実をつけたい」の場合
これが一番難しいのです。 ポイントは、下記となります。

1.肥料のやりすぎやりなさすぎに注意すること
2.植え付けた年の夏場は、水枯れさせないように。かといって、水のやりすぎは根ぐされのもととなるので注意すること
3.もし今年、実をつけたとしても、植え付けた年は枝葉を充実させるほうにエネルギーをいかせたいので、全体で2つか3つくらいに抑えるよう摘果すること。
4.根付けば、剪定になります。 込み合った枝をぬき、風通しよく育てることです。
5.実は、直立した枝より寝かせた枝になりやすくなりますので、誘引できるなら直立している枝を横に誘引してみましょう。
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目的が「早く実をつけたい」という場合は、上記に追加で、
6.早く実をつけたい場合は、根を制限する鉢植えや地中ポット植えにしますと露地植えよりも結実する可能性が大変高くなります。
木はコンパクトになり、実の数を求められる場合にはおすすめできませんが、一年でも早くに一つでも実を見たいということなら、鉢植えか地中ポット植えにしましょう。

条件によっては移植後、数年花をつけなくなる可能性があります。
環境が変わりますので、適応するのに数年かかる場合もあるのです。気長に見守ってください。
どうぞよろしくお願いいたします。

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目的が「アゲハ蝶幼虫の食用のため」の場合

アゲハ幼虫のためということですと、葉を繁らせなければなりません。
1.肥料を気持ち多めにやる
10号の植木鉢ですとIB肥料を15~20粒くらい2ヶ月に一度やります
露地植えの場合IB肥料一握りを2ヶ月に一度くらいやります
もしくは液肥を速攻的に使うのもよいでしょう
2.網目の細かい網で木全体を覆い、他の虫から食害されないようにします
3.水やりは気持ち多めにします。枝葉がよく伸びてくれるように

柔らかい葉がほしいということでしたら
遮光率があまり高くない寒冷紗で覆ってやると柔らかい葉になります。

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このようなところになります。

長文にお付き合いくださりありがとうございました。
ではまた来月お会いしましょう。

(※このメールトップの写真はフェイジョア(フトモモ科)の花です)
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