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MAIL MAGAGINE Vol.31 2020.2.1

いつも当農園をご贔屓いただきましてありがとうございます
このメールは、すだ農園をご利用いただいたお得意様へお送りしています
 
 
 

NEWS PICK UP

 
「さて、この花は何の花でしょうか?答えはこのメール最下段に」
 
 

例年になく暖かい冬ですね

今年は春の訪れが早そうです 花の季節もおそらく早まるのではと思っております。
暖かい冬、雪の降らない冬もちょっと困りものですね。

暦の上では立春となります。
しっかりと寒くならないうちに徐々に暖かい空気に入れ替わっていきます。
野菜などと比べれば季節の影響を受けにくい果樹や花木ではありますが、
花が早くに咲いたり、実が付かなくなったり、害虫が冬の間も越冬してしまったりと
何らかの影響がこれから少しずつでてくるのではないかと危惧しています。

梅花祭なども各地で開かれる季節となります。
京都は、北野天満宮、梅宮神社、城南宮をはじめとして神社仏閣にはたくさんの梅の名所があります。
しかしながらどこも観光客でいっぱいなんです。
そんな中、この季節おすすめの見どころは、ずばり、植物園です。
それぞれの地域にある植物園、みなさんも訪れてみてはいかがでしょうか。

京都府立植物園[外部リンク](京都市北区エリアにあります)は大変お安い入園料(200円)で
約60品種・150本の様々な品種の梅が見られます。
こちらは植物園とあって品種がはっきり明記されておりますのでいろんな品種を見たいかたにはおすすめです。
時期をかえて何度も行きたいところです。12月中旬から3月下旬まで咲いているとのこと。
この時期、梅だけでなく 今なら 「冬咲き桜エリア」で桜も見られます。
当店では今、十月桜がなんとかまだ花を保っております。
私は梅の早咲き品種が気になっているので1月中に一度行ってみたいなと思います。
また、この京都府立植物園は「週間植物園」というその時期その時期の
見ごろの植物が大変詳しくイラスト入りで発行されています。見るだけでも楽しいですよ。

梅は花期が長いですね。寒い冬に凍えるような中、
色鮮やかに咲いている可憐な梅の花を見るのは心なごみます。

すだ農園でも咲いているかなと見てみると、今年はまだ開花している梅はありませんでした。
鹿児島紅梅と寒紅梅のつぼみが少々ふっくらとしはじめ、色づき始めておりました。
ということで、当店で販売している梅をはじめ、
下記の品種は2月中旬以降の発送は花芽が落ちやすくなります。
特に早咲きの品種はご注文をお急ぎください。
花梅、実梅、花桃、アンズ、サクランボ、桜 などがこれにあたります。
今年、花を楽しみたい方は、3年以上の大苗をおすすめします。
今ですと、在庫がたくさんある種類の苗木の場合は、
なるべく花芽のついた個体を選んでお送りすることができます。


ご注文をお急ぎください

▼pickup もうすぐ花梅の季節です 梅のご注文はお早めに…
▼pickup もうすぐ梅の季節です 梅のご注文はお早めに…
▼pickup ハナモモ 桃の節句に!記念樹におススメ!
▼pickup アンズ モモに似たうすピンクの可憐な花を咲かせます!
▼pickup サクランボ 花を観賞するサクラに対して、サクランボは実サクラとも呼ばれます!

▽▽★お届けについて★▽▽
地掘大苗[常緑樹]⇒注文受付中・順次出荷中
地掘大苗[落葉樹]⇒注文受付中・順次出荷中
地中ポット苗[落葉樹・常緑樹]⇒注文受付中・順次出荷中
ポット苗・スリットポット苗 ⇒即発送可能
新苗[1年生] 単品販売⇒注文受付中・順次出荷中


冬囲い
苗木の手入れについて
さて、このメールを読んでくださっている方は、当店で苗木をご購入されて日々手入れをされていると思います。
今月も2月の手入れについてお伝えしたいと思います。おつきあいくださいませ。

▼果樹苗木 植え付け後の2月の手入れ

この1月、2月は木はまだ休眠中です。残り少ない冬の期間、越冬している病害虫を駆除したり、
先月までにできていなかった剪定、肥料やりなどを行います。
今年は半月から1か月ほど芽や根が動き出すのも早くなりそうですので落葉期にしかできない作業は早めにしておいた方がよいと思います。
また長雨があったりすると外作業もできなくなりますから気を付けましょう。

太平洋側の地域の方は冬の間は乾燥もすると思われます。
1週間、10日も雨が降らない場合は、昨年に植え付けた苗には水やりをしましょう。

花芽も徐々に膨らんできていると思います。
また根も少しづつではありますが伸びています。


◎2月の落葉樹

柿:年を経ている木は「荒皮削り」といまして、幹や太い枝の表皮に亀裂ができてきます。 この亀裂に害虫が潜んでいたり、病原菌が越冬しますから、 荒皮を削ったり、病原菌に薬剤散布したりします。オルトランなどの殺虫剤が良いです。

●マシン油乳剤について 落葉期にできる防除の一つにマシン油乳剤の散布があります。
柑橘類のカイガラムシに悩まされている方、柿、桃のカイガラムシ、ハダニの防除に最適です。
マシン油乳剤については過去のメールマガジンをご参照ください。
こちらから

●石灰硫黄合剤について こちらの薬剤もマシン油に同じく散布期は休眠期です。
果樹類のハダニ類、サビダニ類、落葉果樹のカイガラムシ類、ハダニ類、越冬病虫害に効果があります。
希釈倍数もターゲットとする樹種、適用病虫害により大きく変わってきます。
数年前までは少量の販売がされていましたが、今は10リットルタンクからの販売しかないので
数本の家庭果樹では購入されても使いきれないのと有効期限は5年なので使いきれないかもしれません。
用病虫害と使用方法はこちら石灰硫黄合剤を生産されている会社をご参照ください。
こちら[外部リンク]から

露地植えの2月の管理・作業
・水やり 必要ありません
・肥料  元肥を先月に施していない場合は、樹冠の周りを10cmくらい堀り、好みの肥料を埋めましょう 元肥は油粕や骨粉などを施す方が多いですが、緩効性のIB肥料もおすすめです
・剪定  適期です
・除草  雑草を放置しますと、通気性が悪くなり、病気の発生を助長することになります
     施した養分も雑草にとられてしまいますので、早めの除草をしましょう
・移植、植え付け 移植する場合は落葉後に掘り取ります 植え付けも行えます
・害虫駆除 アブラムシやカイガラムシ対策にはマシン油を冬場にやります

鉢植えの2月の管理・作業
・置き場 日の良く当たるところに置きましょう
落葉樹は部屋の中など暖かいところに置きすぎると花芽を付けてくれない場合がありますので、寒さには十分あてましょう
・水やり 鉢の土の表面が白く乾いたらやりましょう 毎日の水やりは必要ありません
・肥料  施しません
・剪定  行ってください
・植え付け・植え替え 落葉し休眠期ですので植え替え、植え付けは適期です

 
◎2月の常緑樹(カンキツ(柑橘)類、ビワ、フェイジョア等)

みかん類は、積雪で枝が折れないようにこの時期は注意してください。
2月はみかんの成木の2回目の土壌改良についてお伝えします。 土壌は放置すると酸性に傾むく傾向がありますので、土壌の酸性改良、 またマグネシウム、カルシウムの補給のため、消石灰か苦土石灰を成木で1本あたり1.5~2キロを施します。 樹冠の下に苦土石灰をばらまき、散布したところを中耕します。 だいたい15cmほどの深さでよいです。

◎レモン:レモンは常緑果樹ですが、葉が全く落ちないわけではありません。2年ほどで葉の寿命がきます。その落葉のピークは2月となります。古い葉は黄色くなり落葉しますが、正常なので問題はありません。また、自然に落ちた葉は病気のもとになりますから拾い集めて処分してください。

◎ビワ:ビワは12月に花が咲き、今もまだ花が咲いている地域もあると思います。花柄が落ちて幼果が現れてくると思います。摘果を確実に行ってやると大きな実がとれます。袋かけはもう少し先になります(4月)冬の肥料も2月~3月にやってください。

◎ミカン類
露地植えの2月の管理・作業
・水やり 1月に同じく、1週間も雨が降らなければ人為的に水やりをしてください
・肥料  先月施肥をまだしていない場合は今月します
     樹冠の外周の下を幅30cm、深さ15~20cmに円周上に溝を掘り、肥料を施したあと溝の上に土をかぶせます
・土壌改良(上記のやりかたで行います)
・収穫  ダイダイやキンカン類は少しずつ収穫します
・剪定  行いません(寒害の恐れのない暖かい地域は剪定してもよいです)
・植え付け・移植 行いません

鉢植えの2月の管理・作業
・置き場所 太陽光線に当ててください
・水やり 乾いたらやります 一回の水やりはたっぷり鉢底から水が流れるまでやりましょう
・肥料  葉の色を見て黄色いようなら追肥をやります 葉の色が濃ければやりません
・剪定  行いません
・植え替え・鉢替え 行いません
・防寒 十分な防寒を行ってください

カンキツ類冬越し
【お客様からの質問コーナー】

Q. 昨年に植え付けたみかんの木が冬の間に全部葉を落としてしまいました。もう駄目でしょうか。

A. よくいただくご質問です。
植替え時に一時的に水を吸い上げる力が弱ったため、枯れないように自分自身で葉からの蒸散を抑えるために葉を落葉させます。 また、寒さで傷んで葉を落とすこともあります。
枝が緑色を維持しておれば、まだ苗は生きております。
枝が茶色く変色しておりますとその部分は枯れています。
枯れているか枯れていないか判断が難しければ春6月くらいまでそのまま様子をみてください。
水のやりすぎ、やらなさすぎに注意してくださいね。
生きていれば葉の付け根から新芽を吹き出します。
(上記画像は落葉していた本柚子の大苗が新芽を出した様子です)
新芽がでてこなければ枯れてしまったのであきらめてください。

また、みかんの場合で注意しなければならないのは、萌芽した後、少し伸びてきた枝葉を観察してください。
とげとげの小さな葉がついた枝が地面ぎりぎりから出てくることがあります。
これは、みかんの台木(カラタチ)が育った枝ですからこちらは枝元から除去してください。
たまに台木だけが生きていてカラタチだけが元気に育つことがあります。
台木しかでてこなければ、それは接いだ品種(この場合ですとみかん)は枯れてしまったということになります。



ここまで読んでくださりありがとうございました。では、また来月もお会いしましょう。
このメールトップの写真は、冬の間も小さい花が断続的に春まで楽しめる十月桜の花です)
十月桜の苗木は こちらで販売しています

今月のオススメの商品

2年生苗◇サクラ(桜)十月桜(ジュウガツザクラ)[地掘苗 2018年:M]

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大苗◇サクラ(桜)豆桜[湖上の舞](マメザクラ・コジョウノマイ)[地掘苗 2017年:M]

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