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MAIL MAGAGINE Vol.38 2020.9.1

いつも当農園をご贔屓いただきましてありがとうございます
このメールは、すだ農園をご利用いただいたお得意様へお送りしています
 
 
 

NEWS PICK UP

 
「さて、この実は何の実でしょうか?答えはこのメール最下段に」
 
 

残暑お見舞い申し上げます

昨年のメルマガでも「灼熱地獄」と表現しておりましたが
それよりも今年は更に温度が上がり、「酷暑」の日々でした。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
ほんの少しだけ朝晩少しだけ涼しい風が吹くようになりました。

果樹の植え付けは10月、11月、これからが本番です。
少しずつ、お庭のことや畑のことを考え始める時期となりました。
当農園でも秋に向けての実りが楽しみな季節となります。
夏場水が本当に少なかったので、苗木たちがなんとか夏越ししてくれるか、我慢比べをしておりました。
水をやってしまいますとその水を待って細根を伸ばそうとしませんし
毎日水やりをすることになってしまいます。
水やりをせずカラカラな中でも、なんとか辛抱して、自分で葉を落として耐えている姿はいとおしいです。

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【マイクロスプリンクラー・タイマーの導入】
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例年ですと夏場は地中ポット苗等の区画は毎日手作業で水やりをしておりました。今年は地面にさして使うタイプのマイクロスプリンクラーを導入して、タイマーも入れました。水圧の低い井戸水でもマイクロスプリンクラーですと結構水の飛距離があり広範囲に水やりができます。また、タイマーを使うことにより今まで水やりにかかっていた時間がかなり短縮できるようになりました。便利です。細い管を通してドリップするタイプのものも取り入れようと試みましたが、鉢の本数が多すぎて途中で断念しました。

地堀苗のお届けはあと一か月半後、10月中旬以降となります。
ポット苗、スリットポット苗、地中ポット苗(一部)はこの暑さが終わればまたお届けできるようになります。 アゲハチョウ食用葉もまだお届けを継続する予定です。


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果樹苗木・成木の手入れについて
さて、このメールを読んでくださっている方は、当店で苗木をご購入されて、日々手入れをされていると思います。今月も引き続き手入れについてご案内したいと思います。 おつきあいください。

▼果樹苗木 植え付け後の9月の手入れ

台風襲来の季節ですので、先月に引き続き、木が倒れる心配があれば支柱で補強しましょう。

今年度植え付けたばかりの苗木は、新芽が伸びていても根はまだ十分に張っていないので、 乾燥にはくれぐれも注意しましょう。
また、長雨が続くと水はけが悪く病気になります。
排水がうまく行われていない場合(雨が降ったあとに水がずっとたまっている等)は 苗木の周りに側溝を掘り、水が流れるようにして水はけをよくしてやりましょう。
また台風や低気圧などの強風でせっかく根付いた根っこが傷まないよう、 苗木がぐらつかないようにしっかりと支柱が大丈夫か見直しておきましょう。



◎9月の落葉樹

◎ウメ:高温乾燥で弱っていた梅も9月に入って雨が多くなると生気を取り戻します。衰えていた根も活動をはじめ生理機能は活発です。昼間は気温も高いですが夜間は涼しい為昼間つくられた炭水化物の蓄積が進みます。 雨がなく残暑が続くようなら潅水をします。雨が降るようなら潅水は必要ありません。
(NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 ウメ より)

◎カキ:果実は成熟期を目前に控え、日に日に大きくなっていきます。早生品種はそろそろ収穫を迎えます。収穫期を迎えた早生品種のみお礼肥を施します。
(参考NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 カキより)

◎クリ:8月下旬から早生栗、森早生の収穫が始まり、9月に入ると丹沢、9月下旬には筑波、銀寄と収穫が続きます。クリは落下してから収穫するので毎朝収穫することが大切です。クリも生鮮食品ですから収穫後冷蔵するなど適切に扱わないと劣化します。また果実に虫が湧いていることがよくあります。50度に数分浸すことで虫がつづくろうのを防ぐことができます。

◎モモ:各品種の収穫が9月下旬で終了します。お礼肥を9月上旬にします。長雨が続いています。桃の根は排水がよく空気の多い砂れき層の深い土壌を好み加湿を嫌がります。水はけが悪いようなら排水ができるよう水路を掘るなどしてやらないとなりません。また日蔭になると枝が枯れこみやすくなります

◎イチジク:果実の収穫量は9月上旬がピークとなります。夏にはなかなか伸びなかった根も秋にはまた旺盛に新根を伸ばすようになります。また、これから落葉までに葉で作られた栄養分は翌年に備えて蓄えることにも使われますから台風や病虫害で葉を落とさないようにすることが大切となります。
(NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 イチジクより)

◎ナツメ:収穫の季節がやってきました。果実は9月から10月にかけて緑色から暗赤色、さらに完熟すると黒褐色にかわっていきます。黒褐色になると甘みも増していきますのでもぎ取ります。生食するとリンゴのような味がします。

◎サクラ:9月に入ると、来年春に咲く花の準備がすっかりできあがっていますが、外見的には芽が少し大きくなっている程度で前月とほとんど変わっていません。しかしよく見れば花芽なのか葉芽なのかはっきりと区別することができます。今月は剪定も行う必要もなく、病害虫の発生も少ない季節なのでこれといった作業はありません。
(NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 サクラより)

露地植えの9月の管理・作業
・水やり 乾燥に注意し、雨が降らない日が続いた場合は朝か夕に水やりをします
・肥料  種類によっては施します(果実の収穫が終わった果樹、葉色がよくないものなど)
・剪定  特にしません
・除草  こまめに引きます
・移植、植え付け 行いません

鉢植えの9月の管理・作業
・置き場 9月上旬まではまだ日差しが厳しいので、午後3時前までは強い直射日光が当たらない場所に置くようにし、涼しくなったら日が当たるような場所に移動します
・水やり 残暑がある間は乾燥に注意し朝夕2回の水やりをします 涼しくなれば水やりの量は減らします
・肥料 葉色が薄ければ施肥します
・防除 少量の鉢植えの場合病害虫被害はあまり考えなくてもよいが、予防のためにはオルトラン粒剤を40-50日おきに鉢土の表面にまいておくとよい

 
◎9月の常緑樹(カンキツ(柑橘)類、ビワ等)

カンキツ(柑橘)類は、果実の肥大が盛んで日に日に大きくなっていくのがわかります。太陽の日差しもまだ強く、夜比較的涼しいため、葉によって作られる炭水化物も効率よく果実、枝葉に蓄積される時期です。養分、水分の吸収も盛んなので肥料切れ、水切れがないように気を付けましょう。9月の下旬には早生の温州ミカンがそろそろ色づいてくるころです。水に関しては、水切れ気味のほうが甘い果実になります。

◎レモン:レモンはまだ収穫はできません。ミカンハモグリガやダニ類が活発に活動を始める時期なので注意が必要です。外観が綺麗な果実を収穫したい場合は袋かけをします。
(NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 レモンより)

◎ビワ:ビワは9月は樹の充実期です。開花までもう少しです。込み合っている枝は切りたいところですが、花芽が枝先にはできているので先端を切ると結実しなくなるので気をつけなければなりません。

《ミカンハモグリガについて》
葉っぱに絵を描くように這うので「エカキムシ」とも言います。
幼虫が若い枝葉の内部にもぐり、白い筋を残しながら食害します。
幼虫が残っている葉を取り除くことでそれ以上の害を防ぐことができます。
葉に卵が産みつけられてから幼虫が成虫となって葉の外に出るまでに6日程度と短いため葉を取り除いても手遅れになる場合が多いです。
どうしても気になる場合は、登録のある薬剤を1週間に一度散布します。
倍率、総使用回数を守るようにします。
クロチアニジン液剤の商品では、ベニカベジフルスプレー、ベニカ水溶剤

露地植えの9月の管理・作業
・水やり 上旬の暑い時期は土の乾き具合をみて朝か夕方涼しくなってから十分に行いましょう
涼しくなってきたら、乾いたら水やりをしますが、柑橘類は水をやりすぎると果実が水っぽくなりますので、乾燥気味で微調整しましょう
・肥料  果実がなっていない樹は上旬に追肥をします 果実がなっている樹は肥料はやりません
・摘果  8月に行わなかった場合は早めに行いましょう
・収穫  まだです
・剪定  この時期は行いません 枯れ枝やあまりに込み合っている場合は取り除きましょう
・植え付け・移植 行いません
・台風対策 支柱をしっかり整備しましょう 防風網で包むことも有効です 海の近くでは台風後葉を水洗いしましょう

鉢植えの9月の管理・作業
・置き場所 上旬まだ暑い日が続く場合は、コンクリートの上など温度があがる場所は避けましょう 太陽光線はあたるところがよいです 西日が強く当たる方角の場合は半日陰になるよう工夫してください 台風の来る時期ですので倒れないように配慮しましょう
・水やり 乾いたらやります 真昼の炎天時や夜の水やりはよくありません
・肥料 葉の色が黄色い場合は追肥しましょう
・剪定 行いません
・収穫 花ゆず、スダチ、ユズなど酢みかん類は必要に応じて収穫をはじめます 青いものを料理に利用して皮を削ったり薄切にしてうどんに乗せたりして楽しむことができます
・植え替え・鉢替え 行いません

 

ここまで読んでくださりありがとうございました。では、また来月もお会いしましょう。
このメールトップの写真は、汁気のないりんごのような味で素朴なおいしさの中国大実の実です
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