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MAIL MAGAGINE Vol.63 2022.10.1

いつも当農園をご贔屓いただきましてありがとうございます
このメールは、すだ農園をご利用いただいたお得意様へお送りしています
 
 
 

NEWS PICK UP

 
「さて、この実は何の実でしょうか?答えはこのメール最下段に」
 
 

もうすぐ苗木発送シーズンです

こんにちは 9月中旬ごろから日中はまだまだ暑いですが、朝夕は驚くほど涼しくなりました。
さて、10月は苗木の掘り取り、出荷シーズンのはじまりです。
今年も一年間育ててきた特等大苗がしっかりと仕上がってきました。
当店では日中が涼しくなるころ10月中旬から常緑樹、そのあと、落葉樹を掘り取り始めます。
苗木を植えられる方は場所の選定と植え付け前の準備が必要です。
植え付け全般につきましては、当店サイトにまとめてありますので下記をご参照くださいね。

▼移植時期についての詳しい説明
当社 関連サイト
・果樹苗の移植適期について
・植え付け方のアドバイス

当店は、特等大苗作り、インターネット通販を本格的に始めて25年を経過しました。
試行錯誤で大苗づくりのノウハウを毎年蓄積しながら、年数を経過し充実した特等大苗を取り揃えてまいりました。
更に今年度も専門知識を生かした『特等大苗』生産から販売を頑張ってまいります。
今シーズンもこうして継続して苗木を生産販売できること、従業員一同御礼申し上げます。

苗木の発送が10月中旬よりはじまります。
苗木の中でも大苗は1点ものも多いですから、確実にその苗を手に入れたいという方は 早めのご予約・ご注文をおすすめいたします。
今年度も常緑樹(地堀)に関しては、冬期の注文受付・出荷を停止する予定です。
年内に常緑樹を植えてしまいたいという方は早めのご注文をお願いします。


▽▽★発送について★▽▽
地掘大苗[常緑樹]⇒予約受付中・10月中旬より出荷
地掘大苗[落葉樹]⇒予約受付中
地中ポット苗[常緑樹・落葉樹] ⇒予約受付中(レモンは即発送可能)
ポット苗スリットポット苗 ⇒注文受付中・即発送可能
新苗[1年生][落葉樹]単品販売⇒予約受付中・10月下旬より出荷
新苗5本セット[落葉樹][常緑樹]⇒予約受付中・10月下旬より出荷


~今注文できる商品~
▼今秋お届けの特等大苗予約開始!
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▼pickup 年中出荷可能なスリットポット苗
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▼pickup 地中ポット苗の品種が増えました
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▼pickup 収穫が楽しみな苗木【実付実績特集】
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鉢植え
苗木の手入れについて
さて、このメールを読んでくださっている方は、当店で苗木をご購入されて、日々手入れをされていると思います。今月もこの月の手入れのポイントについてお伝えしたいと思います。

▼果樹苗木 植え付け後の10月の手入れ

9月10月とは果樹の生育過程の中では養分蓄積期となります。
春の生育に使う養分をこの時期までにいかに蓄えるかが大切になってきます。
朝晩は涼しくなっても、日中は暑い日もまだあります。
葉はまだついている状態です。休眠期に向かってはいますが、 根はまだ養分を吸い最後の貯蔵養分蓄積のために伸ばしています。
できるだけ遅くまで葉を残すことが来年度の開花や結実、新芽の出る時期の成長には必要です。


◎10月の落葉樹

◎ウメ:10月になったといっても、まだまだ昼間は天気もよく、気温も比較的高いので梅の木にとっては最後の養分貯蔵をする時期です。芽は深く休眠していますが、根はまだ伸びています。植え付けは、一般には11月ですが、落葉していましたら、苗木や幼木は植え付けても構いません。補遺アゲハ、寒冷地の場合は春に行うのが無難ですが今月行っても構いません。
(NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 ウメより)

◎カキ:9月下旬より、早生の柿が色づきはじめています。10月には中生種が成熟します。また渋柿は10月が収穫最盛期になります。収穫後にはお礼肥をしましょう。
(参考NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 カキより)

◎クリ:台風の影響もあってか今年の当店のクリの収穫は少なめです。そろそろ丹波栗の中心的品種銀寄の収穫がはじまります。クリは収穫時期が早生(森早生・丹沢)は8月下旬、中生が(筑波・銀寄)9月末から10月初旬、晩生が(石鎚・岸根)が10月初旬から中旬です。

◎イチジク:遅めの収穫が10月まである品種もあります。収穫を終え次第、追肥を少なめに施します。10月中旬までまだ根は伸びています。またこの時期、翌年用の栄養分を貯蔵する時期です。葉は自然に落下するまで大事にしましょう。
(NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 イチジクより)

◎ナツメ:収穫の時期です。完熟した実を食べましょう。その後落葉し冬を越します。

◎サクラ:今月もこれといった作業はありません。 冬越し前に枝や幹、根に養分を蓄積して冬の寒さに備えた樹体づくりを行っています。肥料は必要ありません。剪定はまだしません。この時期に剪定を行いますと、必要以上のエネルギーを消耗し、木にストレスを与えてしまいます。早まって枝を切ってしまうと、晩秋になって芽が動き出す恐れがありますので気を付けましょう。
(参考NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 サクラより)

露地植えの10月の管理・作業
・水やり 必要ありません
・肥料  施しません
・剪定  しません
・除草  雑草を放置しますと、通気性が悪くなり、病気の発生を助長することになります。 施した養分も雑草にとられてしまいますので、早めの除草をしましょう。
・移植、植え付け 行いません

鉢植えの10月の管理・作業
・置き場 日の良く当たるところに置きましょう
・水やり 鉢の土の表面が白く乾いたらやりましょう。毎日の水やりは必要ありません。
・肥料 9月下旬から10月初旬に追肥をしましょう
・剪定 まだしません
・植え付け・植え替え まだ葉をつけている場合はしない方がよいです

 
◎10月の常緑樹(カンキツ(柑橘)類、ビワ等)

ライムやレモン、ユズなどは摘果も兼ねて、青い実を収穫して香りを楽しむことができます。 早生の温州みかんは早いものなら今月中旬に実の全体が黄色くなれば収穫できます。

◎レモン:そろそろ果実の肥大が停止します。10月上旬から下旬ごろが、グリーンレモンの収穫時期です。黄色いレモンとはまた違った香りを楽しめます。グリーンレモンは黄色いレモンと比べると日持ちもします。まだ年数を経ていない苗に長期間結実させますと来年の成長に負担がかかりますから、早めに収穫してお使いになることをお勧めします。

◎ビワ:10月、開花の始まる前に貧弱な花房や葉数の少ない枝についた花房を摘除します。成木では1年生枝の数のおよそ半分強を目安に花を残します。そして残した花房の小花がばらけ始めたら上段部を切り込んで摘蕾します。こうした着果数の制限は隔年結果を防ぎ、果実を太らせることに役立ちます。 また、秋になって発芽する芽は2-3cm以上大きくしないようこまめにかいでやります。
(JA岡山西 営農情報より)

露地植えの10月の管理・作業
・水やり 必要ありませんが1週間も雨が降らなければ人為的に水やりをしてください
涼しくなってきたら、乾いたら水やりをしますが、柑橘類は水をやりすぎると果実が水っぽくなりますので、乾燥気味で微調整しましょう
・肥料  お礼肥えは収穫した後、11月にやります 温州みかんだけは追肥は6月のみとします
・収穫  早生温州みかんは収穫時期です スダチは青いときに収穫しましょう
・剪定  行いません
・植え付け 新苗植え付けの適期です
・移植  行えますが、一旦路地に植え付けた苗木はできればそのまま育てましょう。幼苗を植え付けて1年目くらいまででしたら大きめに掘り取れば移植は可能です。2年以上経ちますと経験がないと難しくなります。

鉢植えの10月の管理・作業
・置き場所 太陽光線に当ててください
・水やり 乾いたらやります 一回の水やりはたっぷり鉢底から水が流れるまでやりましょう
・肥料 葉の色を見て黄色いようなら追肥をやります 葉の色が濃ければやりません
・剪定 行いません
・植え替え・鉢替え 適期です。鉢底から根がでていたり、鉢に水をやっても鉢の穴から水がでてこなくなれば植え替えの目安です。 根詰まりを起こすと葉の色が悪くなったり枝が枯れたり成長が阻害されます。鉢植えの場合は数年毎に植え替える必要があります。 育てている鉢が小さければ大きめの鉢に植え替えをします。(鉢増しといいます) 鉢の大きさと木の大きさのバランスが取れている場合は、同じ鉢に植え替えを行います。

比翼桜
【お客様からの質問コーナー】

根の制限栽培についてのご質問を先日いただきました。このようなご質問はよくお受けします。

Q:比翼桜(豆桜)を御社より購入しました。樹高について、「豆桜は10mになるものもあるが、 3~5mに収まることが多い」とインターネットでみました。実際のところどんな感じでしょうか。5m程度で収まって欲しい場合、あらかじめ根の拡大を防ぐブロックなど工夫の余地あれば教えていただきたいです。 また、10m程度の樹高になった場合、根の広がりは幹を中心として半径でどれくらいのスペースを見込んでおくものでしょうか。


A:【根の制限について】

木の性質としまして
1.枝葉が大きく(長く)伸びると枝葉が大きく育つ
2.根が伸びると枝葉が育つ
3.スペースがあればあるだけ光が得られるので横に伸びたり上に伸びたりしやすくなる

この3つの性質があります。これらの性質を頭に入れながら木を大きくしたくない場合は対策を考えます。

1.枝葉が大きく(長く)伸びると枝葉が大きく育つ
→枝を制御する

根を大きくしないためには、まずは手入れで木が小さな時から大きく育たないように剪定を行い木の大きさをコンパクトにしていますと根が比較的伸びにくくなります。 数年もたって大きくなってから枝を切ると木へのダメージも大きくなりすでに根っこが太くなっていますから手遅れです。
まめに毎年毎年込み合った枝、内向きの枝などを枝元から取り去るようにしていきます。(自然樹形が乱れますから、枝の途中からは切らないようにします。)
桜は切ってはいけないといわれますけれど鉛筆くらいの太さ、細めのマジックくらいの細さの枝でしたら切ってもかまいません。(晴れの日に切ってください)

2.根が伸びると枝葉が育つ
→根っこを制御する

不織布ポットに植え付けたり、植え付ける下にブロックや瓦を敷くようなことがこちらに当たります。
しかしながら根っこは大変制限がしにくいです。
根は見えないですし、簡単に掘って調べるわけにもいきません。
また木の根と言いますのは本当に狭い隙間でも伸びようとして実際伸びますから地面に植え付けますとブロックや不織布ポットに入れてもミシン目などを突き破って根っこを伸ばします。
実施したとして、数年間の制御にはなるとは思います。
しかし数年もたてば、結局根がそれ以上に伸びていきます。
落葉したら また根っこを切ってまた新しい不織布ポットに植え替えるというようなこともやればできないこともありませんけれど地上部が大きくなってきている植木を植え替えるという手間はなかなか素人では難しいと思います。また2年ごと位にこの作業を行うのは現実的ではありません。
そうかといってブロックやセメントで1寸の間もなく根っこが伸びないように固めてしまうと、排水がうまくいかずに根腐れしてしまいます。

結論は、
・大きくなりにくい品種を選ぶ
・できるだけ小さなうちから剪定をしてコンパクトな樹形に保つようにする
大きく育っては困るという場合は矮性の品種、或いは大きくなりにくい性質の木を植えられるほうがいいです。
豆桜系は比較的成長の度合いが小さく幹も染井吉野などと比べると小さくそだちます。
そのインターネットで調べられた高さ10mほど、幅5mになるというのは何年も何年もかかって大きくなったのだと思います。
1.で書きましたように小さなうちから枝を制御することで10mに伸びることは確実に抑えられます。

3.スペースがあればあるだけ横に伸び伸びと大きく育ちやすくなります。
→逆に言うと、スペースが狭ければそのスペースに合わせて横には広がりにくくなりますから
(逆に上へ上へと伸びるようになります。その場合はそれ以上のびないように好みの樹高のところで剪定をします)

Q:また、10m程度の樹高になった場合、根の広がりは幹を中心として半径でどれくらいのスペースを見込んでおくものでしょうか。
A:根は、半径5m以上、8mは伸びていくと思います 先の方にいくほど細い根っこにはなります。

以上


ここまで読んでくださりありがとうございました。では、また来月もお会いしましょう。
このメールトップの写真は、カキ(渋柿) 愛宕(あたご)の実です。愛宕は干し柿用で、柿の中でも最晩生で日持ちもよい品種。愛宕の苗木はこちらで販売しています

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