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MAIL MAGAGINE Vol.74 2023.9.1

いつも当農園をご贔屓いただきましてありがとうございます
このメールは、すだ農園をご利用いただいたお得意様へお送りしています
 
 
 

NEWS PICK UP

 
「さて、この実は何の実でしょうか?答えはこのメール最下段に」
 

残暑お見舞い申し上げます

暑い暑い、8月が終わりました。
日中はまだまだ暑いですけれど、夜はほんの少し秋の気配を感じられるようになりました。

特等大苗専門店の大苗は、この夏を耐えに耐え、しっかりとした苗ができあがってきております。
ただ、虫の発生が大変多く、梅やスモモ、桜などに毛虫が発生しております。
早期に発見できれば捕殺も早いですけれど広がりますと薬剤に頼ることになります。
落葉樹は薬剤を用いますけれど、効かない部分は、1匹1匹手で捕殺をしております。
大苗は最後の仕上げ、台風に備えての支柱確認等々まだまだ気が抜けません。
こう暑いと、苗を植えようというお気持ちになかなかならないかもしれませんが季節は確実に進んでおります。

果樹や植木の植え付けは10月、11月、これからが本番です。
お庭のことや畑のこと、ぼちぼちご準備くださいませ。

落葉樹の地堀苗のお届けはあと一か月半後、10月中旬スタートします。
ポット苗、スリットポット苗:すぐのお届け
地中ポット苗:(落葉)は10月上旬のお届け、(常緑)は随時


~今注文できる商品~
▼今秋お届けの特等大苗予約開始!
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▼pickup 年中出荷可能なスリットポット苗
スリットポット苗
▼pickup 地中ポット苗の品種が増えました
地中ポット苗
▼pickup 収穫が楽しみな苗木【実付実績特集】
実付実績
苗木の手入れについて
さて、このメールを読んでくださっている方は、当店で苗木をご購入されて、日々手入れをされていると思います。今月も引き続き手入れについてご案内したいと思います。 おつきあいください。
▼果樹苗木 植え付け後の9月の手入れ

台風襲来の季節ですので、先月に引き続き、木が倒れる心配があれば支柱で補強しましょう。

今年度植え付けたばかりの苗木は、新芽が伸びていても根はまだ十分に張っていないので、乾燥にはくれぐれも注意しましょう。
また、長雨が続くと水はけが悪く病気になります。
排水がうまく行われていない場合(雨が降ったあとに水がずっとたまっている等)は 苗木の周りに側溝を掘り、水が流れるようにして水はけをよくしてやりましょう。
また、台風や低気圧などの強風でせっかく根付いた根っこが傷まないよう、 苗木がぐらつかないようにしっかりと支柱が大丈夫か見直しておきましょう。

当店では過去にも参考になる記事を色々掲載しています。
2020年8月号 ~長雨にあったあと、木が弱っている場合~


◎9月の落葉樹

◎ウメ::高温乾燥で弱っていた梅も9月に入って雨が多くなると生気を取り戻します。衰えていた根も活動をはじめ生理機能は活発です。昼間は気温も高いですが夜間は涼しい為昼間つくられた炭水化物の蓄積が進みます。雨がなく残暑が続くようなら潅水をします。雨が降るようなら潅水は必要ありません。
(NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 ウメより)

◎カキ:果実は成熟期を目前に控え、日に日に大きくなっていきます。早生品種はそろそろ収穫を迎えます。収穫期を迎えた早生品種のみお礼肥を施します。
(参考NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 カキより)

◎クリ:8月下旬から早生栗、森早生の収穫が始まり、9月に入ると丹沢、9月下旬には筑波、銀寄と収穫が続きます。クリは落下してから収穫するので毎朝収穫することが大切です。クリも生鮮食品ですから収穫後冷蔵するなど適切に扱わないと劣化します。また果実に虫が湧いていることがよくあります。50度のお湯に数分浸すことで虫がつづくろうのを防ぐことができます。

◎モモ:各品種の収穫が9月下旬で終了します。お礼肥を9月上旬にします。長雨が続いています。桃の根は排水がよく空気の多い砂れき層の深い土壌を好み加湿を嫌がります。水はけが悪いようなら排水ができるよう水路を掘るなどしてやらないとなりません。また日蔭になると枝が枯れこみやすくなります。

◎イチジク:果実の収穫量は9月上旬がピークとなります。夏にはなかなか伸びなかった根も秋にはまた旺盛に新根を伸ばすようになります。また、これから落葉までに葉で作られた栄養分は翌年に備えて蓄えることにも使われますから台風や病虫害で葉を落とさないようにすることが大切となります。
(NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 イチジクより)

◎ナツメ:収穫の季節がやってきました。果実は9月から10月にかけて緑色から暗赤色、さらに完熟すると黒褐色にかわっていきます。黒褐色になると甘みも増していきますのでもぎ取ります。生食するとリンゴのような味がします。

◎サクラ類:サクラ:9月に入ると、来年春に咲く花の準備がすっかりできあがっていますが、外見的には芽が少し大きくなっている程度で前月とほとんど変わっていません。しかしよく見れば花芽なのか葉芽なのかはっきりと区別することができます。今月は剪定も行う必要もなく、病害虫の発生も少ない季節なのでこれといった作業はありません。
参考NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 サクラより)

露地植えの9月の管理・作業
・水やり 乾燥に注意し、雨が降らない日が続いた場合は朝か夕に水やりをします
・肥料  種類によっては施します(果実の収穫が終わった果樹、葉色がよくないものなど)
・剪定  特にしません
・除草  こまめに引きます
・移植、植え付け 行いません

鉢植えの9月の管理・作業
・置き場 9月上旬まではまだ日差しが厳しいので、午後3時前までは強い直射日光が当たらない場所に置くようにし、涼しくなったら日が当たるような場所に移動します
・水やり 残暑がある間は乾燥に注意し朝夕2回の水やりをします 涼しくなれば水やりの量は減らします
・肥料 葉色が薄ければ施肥します
・防除 少量の鉢植えの場合病害虫被害はあまり考えなくてもよいが、予防のためにはオルトラン粒剤を40-50日おきに鉢土の表面にまいておくとよい


 
◎9月の常緑樹(カンキツ(柑橘)類、ビワ等)

カンキツ(柑橘)類は、果実の肥大が盛んで日に日に大きくなっていくのがわかります。太陽の日差しもまだ強く、夜比較的涼しいため、葉によって作られる炭水化物も効率よく果実、枝葉に蓄積される時期です。養分、水分の吸収も盛んなので肥料切れ、水切れがないように気を付けましょう。9月の下旬には早生の温州ミカンがそろそろ色づいてくるころです。水に関しては、水切れ気味のほうが甘い果実になります。

◎レモン:レモンはまだ収穫はできません。ミカンハモグリガやダニ類が活発に活動を始める時期なので注意が必要です。外観が綺麗な果実を収穫したい場合は袋かけをします。
(NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 レモンより)

◎ビワ:ビワは9月は樹の充実期です。開花までもう少しです。込み合っている枝は切りたいところですが、花芽が枝先にはできているので先端を切ると結実しなくなるので気をつけなければなりません。

露地植えの9月の管理・作業
・水やり 上旬の暑い時期は土の乾き具合をみて朝か夕方涼しくなってから十分に行いましょう 涼しくなってきたら、乾いたら水やりをしますが、柑橘類は水をやりすぎると果実が水っぽくなりますので、乾燥気味で微調整しましょう
・肥料  果実がなっていない樹は上旬に追肥をします 果実がなっている樹は肥料はやりません
・摘果  8月に行わなかった場合は早めに行いましょう
・収穫  まだです
・剪定  この時期は行いません 枯れ枝やあまりに込み合っている場合は取り除きましょう
・植え付け・移植 行いません
・台風対策 支柱をしっかり整備しましょう 防風網で包むことも有効です 海の近くでは台風後葉を水洗いしましょう

鉢植えの9月の管理・作業
・置き場所 上旬まだ暑い日が続く場合は、コンクリートの上など温度があがる場所は避けましょう 太陽光線はあたるところがよいです 西日が強く当たる方角の場合は半日陰になるよう工夫してください 台風の来る時期ですので倒れないように配慮しましょう
・水やり 乾いたらやります 真昼の炎天時や夜の水やりはよくありません
・肥料 葉の色が黄色い場合は追肥しましょう
・剪定 行いません
・収穫 花ゆず、スダチ、ユズなど酢みかん類は必要に応じて収穫をはじめます 青いものを料理に利用して皮を削ったり薄切にしてうどんに乗せたりして楽しむことができます
・植え替え・鉢替え 行いません

カキ
【お客様からの質問コーナー】

Q:昨年秋に購入して植え付けた柿の4年生がまだ実をつけません。また葉を半分落としてしまって枯れたか心配です。 いつ実がなるのでしょうか? なにかできることがありますか?

今年の夏は雨が少ないうえに異常な暑さが続く日が多かったです。特に植え付けてまだ半年、一年足らずの苗木は根が十分に伸びていないところに水不足、暑さでなんとか新しく出た葉に水分や養分を供給しています。
一時的に水分や養分の供給が止まりますと自分自身で葉を落として葉からの蒸散を抑え、本体をなんとか生き延びようとするのです。
今踏ん張っている最中の状態と言えます。

◎よくお問合せのある質問です「いつ実がなるでしょうか」
A:掘り取りをして根を切り、植え付けた次の年、またその次の年くらいはまずは枝葉を育てることが必要になります。 すぐにの結実は期待しないほうがよいです。 またもし結実したとしても涙を呑んで、実はとってしまったほうが将来的な木の為にはよいのです。 木全体が元気に育ってこそよい実ができます。 何年で実がなるかということは育てておられる環境に左右されますからなんともいえないのです。肥料をたくさんやっておられたら、枝葉ばかり茂り子孫を残そうとしませんからなかなか結実してくれません。肥料のやらなさすぎもよくないんです。枝葉が充実していないと結実してもよい実はできません。 今回ご質問の柿は、果樹の中でも特に根が地中深くにまっすぐに伸びるタイプの種類ですので、そのまっすぐに伸びた根を切って移植しますから大手術になります。 大手術後は水や栄養分を吸い上げる力がかなり弱まります。ですので翌年の葉もとても小さくなります。数年すれば通常の葉の大きさに戻ります。 柿は、しっかり根付くまで、結実するまでには数年かかると思ってください。

◎よくお問合せのある質問です「なにかできることがありますか?」
A:おすすめは、「メネデール」という植物活性素を使うことです。
弱ってきたなと思ったら、メネデール100倍液を根元に注ぎます。
木の枝が張っている周囲に溝を掘りそこに流し込んでもよいです。

鉢植えの場合は、回復するまでメネデール100倍液に鉢ごと浸します。(つけっぱなしではなくしみわたったら引き上げます)
元気になるまで、水やりのたびに与えます。そして、この時期、強い日差しを半分でも遮るというのもひとつです。

~メネデールの商品紹介より抜粋~
『植物の生長に欠かせない鉄を、根から吸収されやすいイオンの形で含む植物活力素です。発根を促し、元気な株に育てます。肥料でも農薬でもないので毎日使え、さし木、種まき、植え付け、植え替えから弱った時の活力アップまで、あらゆる場面で活躍します。
植物の生長に必要な物質は、主に根毛からイオン化された形で吸収されます。
メネデールは、鉄をイオンの形で含む水溶液なので、素早く吸収され、植物の生長を助けます。水分や養分の吸収を高めたり、光合成を活発にする働きもあります。
メネデールには、植物の切り口や傷ついた部分からにじみ出る物質と結合して膜のようなものを作る働きがあります。切り口を保護すると同時に、新しい根の発生を促します。』


ここまで読んでくださりありがとうございました。では、また来月もお会いしましょう。
このメールトップの写真は、ペカンナッツ=ピーカンナッツです。あまり聞きなれないナッツですが、実のかたちや味はほぼクルミながら脂質が多くマカダミアナッツほどあるのが特徴です。ペカンナッツの苗木はこちらで販売しています

今月のオススメの商品

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35,550円(税込39,105円)

【予約商品/今秋発送】大苗◇スモモ(李 プラム)紅葉スモモ(ベニバスモモ)[地掘苗2020年:M]~実付実績~

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【予約商品/今秋発送】3年生苗◇スモモ(李 プラム)大石早生(おおいしわせ)[地掘苗 2021年:M]

17,350円(税込19,085円)