*画像が正しく表示されない方はこちら
 
 
 

MAIL MAGAGINE Vol.22 2019.5.1

いつも当農園をご贔屓いただきましてありがとうございます
このメールは、すだ農園をご利用いただいたお得意様へお送りしています
 
 
 

NEWS PICK UP

 
 
 

常緑樹の発送はそろそろ終了!無農薬生葉の発送が始まります!

あっという間に四月が終わってしまいました。
落葉樹がほとんど芽を出し、常緑樹も新芽を出し、寒暖を繰り返しながら春が終りつつあります。
四月末にはやっとやっとカンキツ(柑橘)類のわら囲いを外しました。
今年は特に寒暖差が激しく、冬囲いを外す時期を見極めるのが難しかったです。

10連休でも植物の鉢物を育てておりますと、晴天続きの場合、この時期からは水やりがあり長くは家を空けられませんね。と思っていましたが、今年は連休中ぐづついた天候が続くようなので外仕事はしにくいですが水やりは心配ないようです。

今月は柔らかい新芽が出だし、虫の心配が出てきます。早いうちの防除が大切になってきます。
当社も薬を出来るだけ使わずとがんばってきましたが、どうしても使わざるを得ない状況になってきています。
生産量が増えたのと、気候のせいでしょうか昔より病気や害虫の被害が増えてきたように思います。

これから本番になる蝶や蚕、リクガメの愛好家さん向けのカンキツ(柑橘)類や桑、山椒などは生産区画を離して薬剤が付かないよう工夫しています。
今年も気候の関係がありますが5月中旬からカラタチ葉を、5月下旬からは甘夏類の葉を販売できる予定です。尚、スリットポットに植え付けた無農薬のカンキツ(柑橘)類は年中販売しております。


苗木の手入れについて
さて、このメールを読んでくださっている方は、当社で苗木をご購入されて、
日々手入れをされていると思います。
今月も5月の手入れについてお伝えしたいと思います。
おつきあいくださいませ。

▼果樹苗木 植え付け後の5月の手入れ

若葉が美しい季節となりました。色あせていた葉も生き生きし始めます。
また新芽もぐんぐん伸び出しそれと共に虫の動きも活発となってきます。


◎5月の落葉樹

◎ウメ:今月の中旬は、ウメの木の栄養の交代時期でもあります。前年枝幹や根に蓄えられた貯蔵養分は、このころまでに使い尽くされ、これからは今年伸びた葉の働きでできた養分で生育するようになります。果実の核が固くなるこのころは第二次生理落下の時期でもあります。根の成長は、新芽が盛んに伸長しているときは盛んではありませんが、新芽の成長が落ち着く下旬ごろから再び盛んにのびはじめます。
(NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 ウメ より)

◎カキ:冬の剪定で切った太い切り口から何本もの新芽がでてきます。こうした新芽はほっておくと樹形を乱すので基部から除去するようにします。このとき元のほうを残す中途半端な切り方をすると残った部分からまた強い枝(徒長枝)が何本も伸びますから基部(ぎりぎりから)確実に切り取ります。 また、新枝が密生している部分では間引きをします。また、あいている空間があれば近くのよい枝を誘引してやります。
5月中旬ごろには柿も花が咲きだします。柿はタネができなくても実がなる単為結実性(たんいけつじつせい)という性質がありますが、実際にはタネができないと生理落下する品種も多いので人工授粉ができるようならしてみてください。晴れた日に、雄花の花粉を指で揉んで花粉を集めて、耳かきの羽毛にこの花粉をつけて、雌花の先端にこすりつけます。雌花は花の下のほうがぷっくりと膨らんでいます。雄花をつける品種は禅寺丸や筆柿、西村早生、甘百目、久保などです。
(参考NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 カキより)

◎クリ・スモモ・アンズ 他 落葉果樹:アブラムシなど害虫が発生しやすい時期です。薬剤散布をしなければやむを得ない場合もあります。早めに手で除去できる程度なら水道水や手で除去してください。全体を覆うように被害がでてしまいますと即効性の殺虫剤を一時的にやるしかありませんが、収穫期が迫ってきている場合は薬剤の散布回数、散布時期をよく確認してから使ってください。

◎モモ:摘果、袋かけの時期です

露地植えの5月の管理・作業
・水やり ほとんど必要ありません あまり乾くようなら水やりをしましょう
・肥料  果実をつけ始めている場合は下旬に追肥をします 今期に植え付けをしたものは、肥料はまだやらないか少しでよいです
・剪定  枯れている枝や込み合っている部分は取り除きます
・除草  草が小さなうちにまめに引くようにしましょう
・移植、植え付け 行いません 鉢物やポットものは移植できますが柔らかい新芽が伸びているときは避けましょう

鉢植えの5月の管理・作業
・置き場 日の良く当たるところに置きましょう
・水やり 鉢の土の表面が白く乾いたらやりましょう
・肥料 定期的にやるようにしましょう
・剪定 不要な枝がでてきたら取り除きます
・植え付け・植え替え 行えますが、柔らかい新芽ができている時期は避けましょう

 
◎5月の常緑樹(カンキツ(柑橘)類、ビワ等)

カンキツ(柑橘)類は、4月末から新芽と花芽を同時くらいに伸長しはじめます。
5月初旬ごろからは開花もしはじめ、5月末には幼果ができてきます。
6月にかけて果実を大きくするための重要な時期となります。 新しい根も伸ばし始めます。

◎レモン:レモンは開花中の花を間引かず、幼果が現れてから間引きます。落花が多いため。 若い葉に白い線状の跡が見られたらそれは「ミカンハモグリガ」(通称エカキムシ)の仕業です。幼虫が葉の中にいます。数が少ないようなら指で押しつぶすと殺せます。

◎ビワ:ビワは幼果から果実へと変化する時期です。袋かけまだの方は急ぎましょう。6月中旬ごろの収穫に向けて楽しみになります。

露地植えの5月の管理・作業
・水やり 雨が一週間も降らない場合は人為的に水やりをしましょう
・肥料  追肥をします(樹冠の外周の下を幅30センチ、深さ15から20センチに円周上に溝を掘り、肥料を施したあと溝の上に土をかぶせます)
・摘果  木を大きくしたいときは、花に使われる養分を節約し枝葉につかわれるように特に幼木の場合は摘蕾、摘花をするようにします(花もお吸い物に入れて香りが楽しめます)特に植え付けてから2~3年は果実は少しずつ付けるにとどめ、木の骨格を育てるようにしましょう
・収穫  甘夏みかん、夏みかん、ダイダイなどはそろそろすべて収穫しましょう
・剪定  この時期は行いません。枯れ枝やあまりに込み合っている場合は取り除きましょう
・植え付け・移植 行いません

鉢植えの5月の管理・作業
・置き場所 日当たり、風通しのよいところに置きましょう
・水やり 乾いたらやります。枝葉を伸ばし花をつけるにはたくさんの水分がいります。水不足にならないようにしましょう。(かといっていつも湿っているというようなやりすぎは禁物です)
・肥料 4月にやらなかった場合は肥料をやりましょう
・剪定 行いません
・植え替え・鉢替え 行いません
 

《緩効性の肥料の目安(レモンの場合)》

レモンは柑橘類の中でも肥料を多く必要とする果樹です。
ただ、肥料をやりすぎると肥やけを起こして枯れてしまったり、
まだしっかりと根付いていないのに肥料ばかり多くてという場合もありますので気をつけてください。
下記の施肥は幼木を植え付けてしっかり根付いた2年目くらいからのものと思ってください。
肥料をやりすぎると枝葉ばかり茂りますが足りなくてもいけません。
こちらは白い粒の緩効性肥料の施肥量です。
粒になっていて匂いもなく、虫もわきにくいので追肥に最適です。
油粕や牛フン、鶏糞は使い方によっては、どうしても匂いが強かったり、
肥料成分が安定していなかったり、虫の温床になったりする場合が多いです。
有機でやりたいという方も多いですが、慣れるまでは化学肥料のほうが安定します。
粒が残っていても、肥料の効き目は2カ月ほどでなくなります。

▼レモンの庭植え/5月~11月まで2カ月に一度追肥をします
樹冠直径 施肥量
50cm 20g
1m 30g
2m 100g
4m 500g

枝が広がる一番外側の範囲の直径(樹冠といいます)を目安にします。
また施肥する場所も樹冠と主幹の間にぱらぱらとまきます。
樹冠の外側ぐらいまで木の根がのびています。


▼レモンの鉢植え/5月~11月まで2カ月に一度追肥をします
鉢の大きさ 施肥量
8号(24cm) 6g
10号(30cm) 9g
15号(65cm) 18g


《動画のご紹介》

季節の作業を色々調べておりましたら最近は動画もたくさん作られていて自由に見られることに最近気づきました。(今頃(笑))
特に剪定の作業など文章ではお伝えしにくいのですけれど、わかりやすく映像で説明されている動画がありましたのでご案内したいと思います。
が、最近のインターネットは適切な情報と適切でない情報も混在しているのでどれを信用していいのか難しいところです。
また農作業は人によって考え方が色々ありますので、一つの参考としてください。

〇桃の摘果作業
https://www.youtube.com/watch?v=iqGAi_R2bDg

こちらわかりやすいです。

〇ビワの袋掛け
https://www.youtube.com/watch?v=X_vnFsjcF_Y

ビワの袋かけもこの時期まだ間に合うと思います。

〇ウメ・モモ・スモモの剪定講座【梅、桃に花をつけ実をならせる切り方】
https://www.youtube.com/watch?v=P9g8gB0wqF0

ちょっと時期がもう遅いのですけれど 剪定についてとても分かりやすく説明されているのでみてみてくださいね~はじめは??でも、何度も見ているうちになんとなくわかってくると思います。
 
【旅レポート:春の桜巡り編】

さて、先月お伝えしていた桜の名所 静岡県三島市の国立遺伝学研究所 行ってまいりました!!
今回はそのご報告をしたいと思います。

前夜発で京都を発ち、早朝に三島の駅の近くのコインパーキングに車を駐車し、持参した自転車で会場へと向かいました。自転車で25分ちょっとです。そこここに同じところを目指してはるんやなあというような感じの道行きの方を何人かお見掛けしながら、結構な登り坂をあがっていきました。
大きな正門の前にはシャトルバスが止まるたびに大勢の人が降りてこられます。
正門前の道路は染井吉野の桜並木になっていて、住民の方が研究所公開の日とは別の日にお祭りをされているようです。

まずはパンフレットをもらい、スタンプラリーの紙ももらってスタンプに沿いながら会場を回ります。家族連れの他、小学生や学生も多く、将来の理科系の芽をはぐくむよい機会となっているなあと感じました。 それぞれの研究室ではポスターセッションが行われており、その説明を聞くと答えがわかるようになっているクイズも5か所ほどあり親子連れもたくさん挑戦されていました。結構難しい問題が多かったです。普段はあまり接することがない遺伝子の問題が身近に感じられるよう色々工夫して展示がされていました。(なんか小学生の作文みたいですみません)

クイズのひとつはこんなのでした・・
Q:イネが栽培の過程で失った性質はどれ?
A耐寒性 B脱粒性 C耐塩性

肝心の桜は、355本植わっていて、品種は200余り建物の周りをぐるりと囲んで全国から集められた品種が植えられていました。(後でわかったのですが、「遺伝研のさくら」という遺伝学研究所に植えられている桜の解説本がこの正門はいってすぐ右手に売られておりました。この本を片手にまわると詳しい位置図や桜の和名、学名一覧などが掲載されておりまして大変参考になりよかったのです)
桜の遺伝子についての研究は現在は行われている訳ではないようで、桜の保存が課題になっているようです。結構傷んでいる個体も多かったです。

地域の皆さんは毎年恒例で慣れておられるようで、園内には売店などはなくて、お弁当持参でピクニックのように来られている方が多かったです。

園では、遺伝子にまつわる講演会も開かれていて午前の部に参加しました。講演会の題目は「生き物の情報をどう伝えるか」でした。最後の質問コーナーが様々な分野の専門家の方からの質問が飛び交っていて面白かったです。

というような春の桜巡りでした。

本日このメルマガを準備している日は平成最後、そして、令和に配信するメルマガとなりました。
今年度も皆さま特等大苗専門店 すだ農園とのおつきあいをどうぞよろしくお願いいたします。

↑クイズの答え:B脱粒性


▽▽★発送について★▽▽
地掘大苗[落葉樹]⇒注文受付終了 *一部根回し済み農園引き取り苗のみ注文受付中
地掘大苗[常緑樹]⇒注文受付中 順次出荷中
地中ポット苗[落葉樹]注文受付中 順次出荷中
今注文できる商品注文受付中 順次出荷中
新苗[1年生]単品販売⇒注文受付終了


~今注文できる商品~
▼pickup カンキツ(柑橘)類
カンキツ(柑橘)類
▼pickup ビワ
ビワ
▼pickup フェイジョア
フェイジョア
▼pickup ヤマモモ
ヤマモモ

今オススメの商品

柑橘類 花柚子(ハナユ・花ユズ)[地堀苗 2014年:大]~実付実績~

24,300円(税込26,244円)
 

柑橘類 温州みかん宮川早生[地掘苗2014年:特大]~実付実績~

27,300円(税込29,484円)

ビワ(枇杷) 田中びわ[地堀苗2017年:中]

7,100円(税込7,668円)
 

フェイジョア マンモス[地堀苗 2016年:大]

15,600円(税込16,848円)

柑橘類 本柚子 木頭ゆず(キトウユズ)[地堀苗 2015年:3L]

20,800円(税込22,464円)
 

ヤマモモ(山桃) 森口(もりぐち)[地掘苗2017年:中]

12,000円(税込12,960円)