▽▽★発送について★▽▽
地掘大苗[落葉樹]⇒注文受付中・順次出荷中
根回し済み地堀大苗[落葉樹]⇒ご注文後翌日から数日で出荷中
地中ポット苗[常緑樹・落葉樹]　⇒注文受付中・順次出荷中
ポット苗・スリットポット苗　⇒即発送可能
地掘大苗[常緑樹]⇒注文停止中・春に受付出荷再開予定
新苗[1年生]単品販売⇒注文受付中・順次出荷中

苗木の中でも大苗は１点ものも多いですので、確実にその苗を手に入れたいという方は 早めのご予約・ご注文をおすすめいたします。
今年度も常緑樹に関しては、冬期の注文受付・出荷を停止します。
春になり、ワラ囲いを外し、苗木の状態を見て注文受付・出荷を再開いたします。

◎京都府亀岡市のふるさと納税の返礼品に特等大苗をお選び頂けます!

一段と春らしくなり、いろいろな作業がしやすくなります。
地上の芽だけでなく、根っこも伸長しはじめております。

◎ウメ：花梅の剪定は花が終わった直後に行なうのがよいです。花が終わると新芽がでている位置、方向がわかりやすくなります。実梅は花が終わると小さな小さな果実が顔を見せます。

◎キウイ：剪定をまだの方はすぐに行って下さい。切り口から樹液が流れ出すようになると木が傷みます。

◎カキ・クリ・スモモ・アンズ他落葉果樹：こちらも急ぎ剪定してください。枝同士が混みあって、日陰になると枝が枯れますので、間引き剪定を中心に行ってください。

当店では過去にも参考になる記事を色々掲載しています。
2018年1月号　せん定する時の基本

カンキツ類の寒さに当たった葉は黄色く変色し、弱った葉は落葉します。暖かくなるに従い、養分の吸収を始めますので徐々に生気を取り戻していきます。 霜が降りるなどの心配がなくなったら、防寒していた覆いを取り除きます。 また、弱った枝を剪定したり、春からの枝の伸長の前に剪定作業もします。

◎レモン：レモンの剪定適期は一年のうち3月だけです。
※参考書籍[NHK趣味の園芸　よくわかる栽培12か月　レモン　三輪正幸著]にとても詳しく図も入っていますので参考になさってください。

◎ビワ：ビワはそろそろ花柄が落ちて幼果が現れてくると思います。先月お伝えした摘果を確実に行ってやると大きな実がとれます。袋かけはもう少し先になります（４月）冬の肥料も２月にやっていなければ３月にやってください。

苗には、下記のような生産方法がいろいろとあります。
実生苗：種から育てる
接ぎ木苗：台木をまず種から育て、その台木に母樹の接ぎ穂や芽を接ぎ木し育てる
挿し木苗：母樹の枝の一部を挿し木して育てる
採り木苗：枝の途中に切り込みを入れたりしてミズゴケを巻き、発根させ根がでたところで元の木から切断して作る苗
などがあります。

それぞれの育成法で一長一短があります。

当店の取り扱い苗の多くは接ぎ木苗です。

今回は接ぎ木について少し経験からのお話をしたいと思います。

接ぎ木をするには、穂をとる時期、そして接ぎ木をする時期が大変重要になります。

接ぎ木を実施する時期は桜の開花と同時くらいと昔からいわれています。 ですが近年、気温変化が激しくなってきていますので、穂の保管など昔ながらでは、なかなか難しくなってきています。

穂の保管は弊社の場合は、くらーい分厚い壁の倉庫の中に「芋窯」と申しまして地下に防空壕のような穴がほってありまして、そこに１か月くらい保管していました。
ですが近年は温度があがりすぎて、うまく保管できなくなってきています。
生産者さんの多くは米保管用の冷蔵庫に保管する方が多くなっているとききます。

また、昔は今のような便利な伸びるタイプの接ぎ木テープはなかったため、「藁（わら）」で台木と穂木をくくっていたそうです・・驚きますね。
そして次に伸びないビニールがでてきて、ビニールで巻いた後、そのうえから乾燥防止のためのビニールをさらに針金で留めていました。この生産法は私も経験しています。
そして出てきたのが伸びながらも粘着もするテープです。
これは本当に便利で驚くほど生産性があがりました。
ただ、巻き付ける強さ、縛る強さが足りないと活着率が悪くなるような傾向があります。強く引っ張りすぎるとテープが切れますしそのあたりの「塩梅」がなかなかこれも難しいです。

具体的な一長一短など続きは　来月に。

当店では過去にも参考になる記事を色々掲載しています。
2021年3月号　記念樹におすすめの桜の品種
2019年4月号　剪定や樹形、枝関連の専門用語について
2019年1月号　みかんの成木の管理